笑うか、泣くか――“母であること”をめぐる悪夢「ワンオペレーション」主演ローズ・バーン&監督インタビュー映像

笑うか、泣くか――“母であること”をめぐる悪夢「ワンオペレーション」主演ローズ・バーン&監督インタビュー映像

9月17日(木) 11:00

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A24製作、第75回ベルリン国際映画祭銀熊賞、第83回ゴールデン・グローブ賞女優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞したローズ・バーン主演作「ワンオペレーション」の公開を目前に控え、主演ローズ・バーンとメアリー・ブロンスタイン監督のオフィシャルインタビュー&メイキング映像(https://youtu.be/QVllcXsRbjY)が披露された。

本作は、本来は複数人で担うべき育児や家事、仕事を一人で背負う“ワンオペレーション“という現代社会の構造的問題を、スリラー、心理ドラマ、ダークコメディが融合した予測不能な物語として描き、主人公の日常とアイデンティティーが崩壊していく悪夢を、観る者に追体験させる衝撃作だ。

「“母であること”をめぐる、熱に浮かされた悪夢のような映画」とバーンが語る本作は、極限状態に追い込まれていく母親を描きながら、単なる“母親の物語”にとどまらない。バーンとブロンスタイン監督が、本作で描こうとした“ひとりの人間”としてのリンダ、そして観客を「笑うか、泣くか」へと追い込む独特の映画体験について語った。

“母親”を描く映画でありながら、ブロンスタイン監督は本作について「これは家族の物語ではありません。ひとりの人間の物語です」と解説。バーンも、「精神的に追い詰められた女性を描く映画は、たくさんありました」と振り返り、「今回、それが女性監督の視点で描かれたことに、とてもワクワクしました」と語る。

さらに、「母親を子どもの付属物ではなく、ひとりの人間として描く映画は初めてでした」と、リンダを演じた自身の視点を明かしている。“母親”ではなく、“ひとりの人間”としてリンダを描く――。そこから生まれた本作ならではの人物像について、二人は語る。

その中心にいるリンダを演じるバーンについて、ブロンスタイン監督は「ローズは圧倒的な俳優です」と絶賛している。「この役はどうしても彼女に演じてほしかった。彼女は本当に稀有な俳優で、完璧なコメディセンスを備えています」と、バーンへの信頼を語っている。

本作の大きな特徴のひとつが、極限状態のなかに差し込まれる独特のユーモアだ。バーン自身も「こんな役に挑めるなんて、願ってもない機会でした。彼女に強く共感しました」とリンダへの思いを明かしながら、演技における難しさについて「泣いた直後に笑わせる――その逆も、成立させるのは難しい」と振り返る。

ブロンスタイン監督は、その緊張と緩和について、「ひとつ問題が起きると、また次の問題が起きる。そこで緊張がふっと解け、観客もようやく笑える」と説明する。“笑うか、泣くかしかない”そんな独特の感情体験へと観客を導くため、監督が大切にしたのは“観客を信じること”だった。「大切なのは、観客を信じること。一緒にこの体験へ飛び込んでもらうんです」とコメント。そしてバーンも「観客の心に、何かが響くと信じています」と観客に向けてメッセージを送っている。

映画は9月18日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。

【作品情報】
・ ワンオペレーション

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