2026年最大級の注目作「アベンジャーズドゥームズデイ」の公開に先駆け、「アベンジャーズエンドゲーム」に新映像を追加した特別バージョンの「アベンジャーズエンドゲームアンコール」が、9月23日から10月8日までの期間限定で劇場公開される。本記事では、同作をより楽しめるトリビアを紹介する。
■ラージフォーマットでの鑑賞がオススメ
本作は、2019年に公開された「アベンジャーズエンドゲーム」に新たな映像を加えた再上映版となる。12月18日から日米同時公開される「アベンジャーズ ドゥームズデイ」につながる特別映像が本編に組み込まれており、さらにディズニーが認定した日本のINFINITY VISION認定シアターでは、限定の特別映像が追加される。より作品の世界に浸りたい方は、ラージフォーマットでの鑑賞がオススメだ。
■MCUのフェーズ1~3の最終章であり、集大成。そして「ドゥームズデイ」の物語を補完するストーリー
「アベンジャーズ エンドゲーム」は、MCUのフェーズ1~3を通して語られた「インフィニティ・サーガ」の最終章。MCUの総帥ケビン・ファイギは、本作を「22本目のマーベル・スタジオ作品であり、その集大成だ」と明言しており、前作「アベンジャーズインフィニティ・ウォー」(18)で、全宇宙の生命の半分を消滅させた最凶最悪の敵・サノスとの決着をつけるため、ヒーローチーム“アベンジャーズ”が総力を挙げて挑む壮絶な戦いが描かれる。
最新作「ドゥームズデイ」でもメガホンをとるジョー・ルッソ監督は、「この機会に『エンドゲーム』を再上映することは非常に重要であり、この作品は『ドゥームズデイ』の物語を補完するストーリーでもあります」と、再上映の重要性を強調して語っている。
また、先日公開された「アベンジャーズエンドゲームアンコール」の予告編では、窮地に立ったキャプテン・アメリカのもとにヒーローたちが集結し、サノスの軍団に立ち向かうシリーズを象徴する名シーンが映し出されたが、ヒーローたちを前に、息をのみ、歓声を上げる観客たちの姿も映し出され、世界中の映画館で巻き起こった、“あの日の熱狂”を垣間見られる映像となっていた。劇場でしか体感できない感動と興奮を味わいたいなら、この機会を見逃す手はないだろう。
■「アベンジャーズエンドゲーム」タイトルの真意と伏線
本作では、「インフィニティ・ウォー」で人類の半分が消失してしまった非常事態を前に、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーら生き残ったアベンジャーズの面々が、いかに前を向き、立ち上がるのかが描かれる。
ジョー・ルッソ監督は「タイトルになっている“エンドゲーム”は、過去にトニー・スタークやドクター・ストレンジも口にしていた言葉」だと説明し、「宿命は変えられるのか?そして、ヒーローであるがゆえの代償とは?まさに彼らの宿命と決着を象徴している」とタイトルに込めた意味を語り、「個人主義が広まる現代、アベンジャーズは手を取り合って困難を克服しようとする、コミュニティと多様性の象徴だ」とMCUに秘められた社会的な意義を指摘している。
なお、本作の“結末”は「シビル・ウォーキャプテン・アメリカ」の頃から構想が始まり、前作「インフィニティ・ウォー」の撮影開始時には、「完全に決定していた。最高のストーリーテリングを進めるためには、絶対にそうあるべきだった」とジョーは語っている。
■ロバート・ダウニー・Jr.「トニー・スターク役は自身最高の演技」
2024年1月に、高校の同級生でもあるロブ・ロウのポッドキャスト「Literally!」に出演したダウニー・Jr.は、11年間におよびマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で演じたトニー・スターク役、その中でも特に「アイアンマン」シリーズにおける役柄の深さと複雑さについて言及し、「トニー・スタークとしての私の演技は、ただのスーパーヒーロー映画を超えた何かだった。それは、人間性と葛藤、成長の物語だった」と語り、「自分のキャリアでも最高の仕事をした」と、素直な心境を吐露している。「アベンジャーズドゥームズデイ」では、ヴィランのドクター・ドゥームとして復帰するダウニー・Jr.のヒーローとしての姿を目に焼き付けることで、「ドゥームズデイ」がより楽しめることになるだろう。
■「3000回愛してる」はロバート・ダウニー・Jr.のアドリブだった
「アベンジャーズエンドゲーム」で生まれたトニー・スタークの名セリフ「3000回愛してる」は、ロバート・ダウニー・Jr.のアドリブだった。同作の公開1周年を記念して、コロナ禍の2020年にルッソ兄弟が開催したオンライン鑑賞会に、特別ゲストとして自主隔離中の自宅のトイレからZoomでサプライズ登場したダウニー・Jr.が自ら明かしたもので、「8歳になる息子が度々口にする言葉」が元ネタだと語っている。
■※ネタバレ注意別のクライマックス案があった
壮大なシリーズの最後を飾る作品だけに、製作者たちは試行錯誤を繰り返した。当初、Netflixの大人気ドラマ「13の理由」のハンナ役でブレイクしたキャサリン・ラングフォードの出演が発表されていたが、完成した作品に彼女の登場シーンはなかった。
ルッソ兄弟によれば、ラングフォードは成長したトニー・スタークの娘モーガンを演じることになっていた、とMTVのポッドキャストで明かしている。映画のクライマックスで、スタークはインフィニティ・ストーンをはめたガントレットを腕にはめ、自らを犠牲にする。ラングフォード演じるモーガンが登場するのは、その直後の予定だった。
ジョー・ルッソは、「トニーが指を鳴らしたとき、(前作で)サノスが行った黄泉の世界へ行くアイデアがあったんだ。そこで、トニーは未来の娘と出会うことになっていた。未来の娘がトニーを許し、そのおかげでトニーは心安らかに逝くことができるという場面だ。とても感動的になると思ってね。だが、ただでさえ複雑な映画に、アイデアを詰め込みすぎだと気づいたんだ」と説明している。
テスト試写を行った際、馴染みのないキャラクターが突然現れたことで、観客が混乱したといい、アンソニー・ルッソは、「大人になった娘と感情的なつながりを感じることができなかった。思ったように、感動させることができなかったんだ」と告白。テスト試写の結果が芳しくなかったことから、ラングフォードの登場場面はそのままカットされることになったという。
■ルッソ兄弟は「知的でエモーショナルなリーダー」
「アベンジャーズ」シリーズでホークアイ/クリント・バートン役を演じたジェレミー・レナーは、メガホンをとったアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟について「知的でエモーショナルなリーダー」だと賛辞を惜しまない。
「作品、キャラクター、(舞台となる)ギャラクシーというMCUの全体像をすべて把握しているから、2人から生まれる発想は常に理にかなっている。マーベル作品が大好きで、いつもファンの気持ちを大切にしている。そして、現場ではすべてのキャスト、スタッフに敬意を払ってくれる。明確な答えがあるとしても、『これじゃなければダメ』と何かを押し付けることはせず、相手を励ましながら、長所や能力を100%引き出してくれるんだ。だからこそ、常に彼らは“勝てる”んだ」と、本作の成功を導いたルッソ兄弟について、2019年の取材で語った。
■ファンあってこその成功
本作のプロデューサーで、マーベル・スタジオのトップを務めるケビン・ファイギは、2019年に行った取材で「成功を支えてくれたのは、何よりもファンの存在だ。作品に対する彼らの“信任投票”が、私たちフィルムメーカーにインスピレーションを与え、向かうべき方向に導いてくれたんだ」とファンへの深い感謝を示した。「アベンジャーズドゥームズデイ」にも、きっとファンが与えたインスピレーションが届いていることだろう。
【作品情報】
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