私(サオリ)は、結婚して実家を出ています。父は数年前に亡くなり、現在、母は一人暮らし。昨今は高齢者を狙う様々な事件が増えています。なのに母は、偽物の不在票を信じて電話をかけようとしたり、知らない電話番号からの電話に出たり……。さらには来客を見送った後、玄関をしばらく施錠しないままにしていたのです。なんだか危なっかしい母を見て、私は心配でたまりませんでした。そしてある日、私が恐れていた出来事が起こってしまったのです。
母はご近所さんを玄関まで見送った後、すぐには鍵を閉めずにいたようです。するとそのタイミングで、外から見知らぬ人がドアを開けてきました。なんとその人は調子よく営業トークをしながら、グイグイ玄関の中まで入ってきたそうです。
話を聞いて、私も妹も青ざめました。玄関まで入ってくるなんて完全に不法侵入です。だからすぐに鍵を閉めてほしいと言ったのに……!「あの家はすぐに鍵を閉めない」という情報が出回って、今後も狙われてしまうかもしれません。
母に実害がなくて本当に良かった……。その一言に尽きます。けれどその怪しい業者は家の中をキョロキョロ見ていたと言っていたし、もしかしたらこれから被害が出てしまうかもしれません。
私は居ても立ってもいられなくて、妹と協力してすぐにできるかぎりの対策をしました。玄関には来客を撮影できる防犯カメラを設置、軒先には人感センサーで反応するライトを取り付けたのです。カメラの映像は私のスマホからチェックすることもできます。けれど母はなんだか納得いかない顔をしていたのでした。
原案・ママスタ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子
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