芸能事務所・ゼストによる初のアイドルオーディション“MAGOKORO.プロジェクト”から生まれた6人組アイドルグループ・BNSI(ボンサイ)が、1stミニアルバム「旬景」を9月15日にリリースする。昨年9月にデビューして以来、数多くのイベントやフェスに出演し、独自の世界観と表現力で注目を集めてきた彼女たち。初のCDリリースを迎える6人に、本作に込めた想いや、この1年の歩みについて話を聞いた。
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Photo/佐賀章広
Text/渡辺麻美
――「Pop’n’Roll」初登場ということで、まずは自己紹介をお願いします。
LISA:赤色担当のLISAです。私は、カフェを巡るのが趣味です。広島から来たので、東京の可愛いカフェを探してSNSに上げるのが大好きです。
LILI:水色担当のLILIです。私は静岡出身で、上京して1年が経つんですけど、今は東京のいろんなところに行ってみようキャンペーンを自分の中で開催中です(笑)。最近だと合羽橋をお散歩しました。
REI:REIです。紫色担当です。好きなことは、お洋服を集めることです。系統は定まっていなくて、新しい自分を見つけていくのが好きで。いろんなファッションを着るのが好きです。最近は、流行っているナポレオンワンピースを買いました。
YUI:オレンジ担当のYUIです。趣味は絵を描くこと、音楽を聴くこと、散歩、食べること。あとは、海外のメイクやファッション、香水とかに最近すごくハマっています。好きだと思ったらどっぷり浸かるタイプで、ファッションなども研究し尽くすのが好きです。
AI:AIです。ピンク色担当です。私は、ちょっと前から毎朝ランニングを頑張っていまして、今日でちょうど70日目になりました。最初は体力作りを兼ねて始めたんですけど、走っている時間はいろいろな考え事がなくなる感じがして、最近だんだん趣味になりつつあります。
MAYA:黄色担当のMAYAです。私の趣味はガチャガチャです。今、めじるしアクセサリーが流行っているので、可愛いものや良さそうだなと思ったものがあったらやっちゃいます。お気に入りは、ずっと好きな「たまごっち」。めじるしアクセサリーのほかにフィギュアも集めたりして、結構、溜まっています(笑)。
AI
7月3日生まれ、東京都出身。メンバーカラーはピンク。
――BNSIがどのようなグループか教えてください。
LISA:「delete noises -この世界に引き算を-」というコンセプトで活動しています。生きていく上での不安や迷いからくるノイズを、私たちの楽曲や活動で引き裂いて、本当に大切な一瞬だけを大事に生きてほしい。そういった世界をお届けすることを目指しています。BNSIというのは、「凡常才華(ぼんじょうさいか)」という造語で、何者でもなかった「凡常」な私たちが、花を咲かせ「才華」していくまでの物語を、ファンの方に応援していただきたいという意味が込められています。
LILI:グループ名を知ったのが、メンバーと初めて顔を合わせた日だったのですが、本当にびっくりして。「ボ、ボンサイ!?」ってなりました(笑)。でも、さっきLISAちゃんが言ってくれたように、その意味合いを知ったら、すぐに愛着がわいてきて。この特徴的なBNSIというグループ名をいろんな人に知ってもらうぞ、とすごく思いました。
――しっかりとしたコンセプトがあって、すごく個性のあるグループだと感じました。
REI:今はSNS時代で、あることないこと、いろんな人が簡単に匿名で意見を言えるようになりました。良いことだったらいいかもしれないのですが、悪いことも飛び交う。私はいろんな言葉を受け取って、気にしてしまうところがあるので、そういうものをノイズとして捉えて、今を大切に、自分を大切に生きていきたいなと改めて思えました。すごく共感できるコンセプトだなと思います。
YUI:私は歌うことがすごく好きで、BNSIに加入するまでは、自分の歌のスキルをとにかく伸ばそうというのを中心に活動してきました。でも、BNSIにはシックな雰囲気の楽曲や、メッセージ性が強い楽曲がたくさんあるので、加入してからは、歌詞の意味を伝えたいとか、BNSIとして、この6人で活動している想いを届けたいとか、そういうことを意識して歌っています。衣装も、舞台映えするワンピースでひらひらとした感じなので、がっつり踊るところは踊るし、綺麗に見せたいところは見せるという、緩急をつけることも学べました。
LILI
11月27日生まれ、静岡県出身。メンバーカラーは水色。
――活動がスタートして1年が経ちましたが、振り返っていかがですか?
AI:最初にこのコンセプトを聞いてから、最近ようやく「delete noises」の大切さを実感しています。活動している中で、ライブが好きだから、どんどんのめり込んでしまって苦しくなることもあって。好きなはずなのに、好きだからこそすごく考えすぎちゃう。SNSもあって、身の回りでもいろんな情報が飛び交う中で、吸収すればするほど、頭の中がどんどんうるさくなっていくというのをこの1年で実感して。それを経験したからこそ、今は私にとってライブをしている一瞬だけは悩みが一切なくなる、今その瞬間のことしか考えていない時間になりました。自分のためにも、見てくださるみなさんのためにも、BNSIの楽曲や想いの部分を伝えていきたいという気持ちが、この1年ですごく大きくなった感じがします。
MAYA:私はアイドル活動が初めてですが、ずっとダンスをやってきました。なので、ダンスは得意としていたんですけど、歌があんまり……自信がなかったという感じでした(笑)。BNSIの楽曲やダンスパフォーマンスは唯一無二だと思うので、もっと極めていきたいです。パフォーマンスや表情を、毎日、この曲だったらこういう見せ方があるんじゃないかなと考えながらやってきたので、この1年で自分的には成長できたかなと思っています。
LISA:私は、他のグループでの活動を卒業してこのグループに来たんですけど、今までやっていたアイドル活動とは全然違うコンセプトで最初は戸惑ったし、普段の自分とのギャップがありすぎて、本当にこのグループでやっていけるのかなと不安がありました。でも最近は、ライブの対バンでいろんなアイドルさんのライブを観て、熱いコールとか、ファンの方との一体感とか、そういうものを学んで吸収しています。
LILI:私はこのグループがアイドル活動として初めてで、歌もダンスもちゃんとやるのが初めてだったんです。最初はみんなに付いていくのに必死で、ライブも本当に周りが見えなかった。緊張しすぎて、ほかのことを考えられないぐらい、追い詰められた時もありました。でも、何回もステージを経験してきて、ステージ上の自分を少しずつコントロールできるようになりました。今はいいライブを届けたいという一心で頑張っています。
LISA
9月2日生まれ、広島県出身。メンバーカラーは赤。
――ミニアルバム「旬景」のレコーディングで頑張ったところは?
LISA:BNSIはいい曲ばかりなんですけど、どんどん曲が難しくなっていって(笑)。レコーディングが一番大変だったのは、「三千世界の片隅で」の2番にある私のパートです。この曲自体も難しいし、想いを届けるのにボイトレの時もすごく悩みました。1番の同じ部分をYUIちゃんが歌っているので、アドバイスをもらったりして。レコーディングは一番苦戦しました。
LILI:頑張ったのは「夢、花、君と」という楽曲です。冒頭が私の歌割りなんですけど、BNSIにはあまりなかったミドルテンポの楽曲で最初は難しくて。歌詞がすごく優しくて温かい感じなので、今までの楽曲で出してきた強さとは少し変えて、自分の素の声に近い感じでレコーディングできたんじゃないかなと思います。
REI:私は「春に願いを」です。この曲は、いつものBNSIとはガラッと変わって儚い感じで、その中に主人公の強さみたいなものを表現しています。「もう行かなくちゃ」という決意が示されている歌詞がすごいなと思って。一番心を込めてレコーディングしたし、ライブでも主人公になったように気持ちを込めて歌っています。
YUI:5曲の中だったら、レコーディングが一番苦戦した「揺らめきの果てへ」の印象が強いです。出だしと落ちサビを歌っているんですけど、特に落ちサビはバックサウンドがシンプルにピアノだけになるので、心を込めて、魂を爆発させて歌わなきゃいけなくて。歌詞のテーマがバタフライエフェクトで、まだ小さなアイドルの私たちが大きく跳ねるという意味が込められています。その壮大さをどうやって歌で表現すればいいのか一番悩んだ曲なので、それが聴いた方に伝わればいいなと思っています。
AI:私が頑張った曲は「鼓動に包まれて」です。BNSIの曲全部好きですが、最近の自分はこの曲が好きで。私は2番のサビを歌っていますが、レコーディングでは少し苦戦しました。「悲しみ」という言葉が出てくるので、気持ちがマイナスの方に引っ張られて、最初は自分に言い聞かせるように優しく歌っていたんです。でも、その後の歌詞から、悲しみや痛みを感じつつも、その想いをみんなに伝えていくということなんだなって。自分の内側の感情と、それを外に出す時のギャップを歌声にして表現するというのが自分の中ではすごく難しかったです。YUIちゃんにも相談しながら、もっと想いが伝わる表現になるよう頑張りました。
MAYA:私は「夢、花、君と」です。自分のパートは「尖ったノイズを聞き流したら」のところなんですが、歌が未経験だったので、ボイトレやレコーディングがうまくいかずに苦戦しました。この曲はすごく今の時代を表していて、「尖ったノイズ」というのがSNSで飛び交うようなマイナスに捉えちゃう言葉なんです。“それを聞き流したら、次は自分の声だけ聞こえるでしょ?”というメッセージが込められていて、苦戦したけど自分的に好きな曲です。
MAYA
8月4日生まれ、千葉県出身。メンバーカラーは黄色。
――初のCDパッケージでのリリースと聞いて、どう感じましたか?
LISA:アプリだけじゃなくCDの形になると、よりたくさんの方に届くような気がしていて。ファンの方が「いっぱい宣伝しに行くね」とか「もっと広めに行くね」と言ってくれるので、より一層、気合が入りました。
LILI:私は地元に居た頃、乃木坂46さんのCDを買うのが楽しみだったんです。CDショップにもよく行きました。だから、そこにBNSIの名前や、「旬景」という作品があることが信じられない。まだ全然、実感がわいていませんが、楽しみで仕方がないです。
REI:私自身、アイドルが初めてで、アルバムも初めてで、CDリリースも初めて。初めてづくしなので、正直、実感がわいていないところもありつつ、自分はプロなんだという実感もありつつ。今の自分は未完成で、だからこそ届けられる想いや歌詞、気持ちがあると思っていて。これから成長していく前の、初々しい自分を収められた作品だと思います。
YUI:この5曲はパステルカラーのイメージで、優しさの中に強さを秘めているような作品だと思います。手に取って全部を通して聴いた時に、ちょっとでも自分の心が強くなれるような、受け取った方にとっての宝物になるようなCDになればいいなと思います。
AI:「旬景」というタイトルが付けられているように、この5曲にもそれぞれ旬というか、聴きたい時、聴いて心に刺さるタイミングがあると思います。そのタイミングは、その方によって違うので、自分のことに重ねながら聴いてもらえたら嬉しいです。5曲とも違った雰囲気や想いを感じていただけると思いますし、CDという形で皆さんの元に届くのがすごく楽しみです。
MAYA:まさか自分の声が収録されたものが世に出るなんて、1年前の自分は想像もしていませんでした。しかも5曲も、こんなに素敵な楽曲を聴いていただけるというのが一番嬉しくて。唯一無二の楽曲なので、たくさんの方の手元に届いてほしいと思います。
REI
11月28日生まれ、東京都出身。メンバーカラーは紫。
――「Pop’n’Roll」はアイドルがたくさん登場するサイトなので、皆さんのアイドル的存在を教えてください。
LISA:広島にいる時からずっとハロプロさんが好きで、中でもJuice=Juiceさんが好きでライブにもよく行っていました。今は「盛れ!ミ・アモーレ」がきていて、全然チケットが取れなくなって(笑)。勉強を兼ねてまたライブに行きたいと思っているんですけど、チケットが取れないのでライブ映像ばかり観ています。リーダーが広島出身で、人柄がすごく優しい感じの方で。その方が作るグループの感じがすごく好きで、目指すべき形だなと思います。
LILI:自分の中で「ちいかわ」がきていて、映画を2回観に行きました。元々、アニメは全く観ていなかったのですが、映画始まりで沼にハマってしまい(笑)。今、アニメの200話ぐらいまでたどり着きました。とにかくキャラデザインが癒されるのと、でもその中に描かれた闇というか、暗い部分のあるところが好きです。
REI:私のアイドル的存在は、欅坂46さんです。今は櫻坂46さんとして活動されていますが、私がアイドルになるきっかけになったのが欅坂46さんでした。楽曲やパフォーマンスにそれまでのアイドルとは違う魂みたいなものを感じましたし、アイドル=可愛いというイメージを払拭していて、そこに圧倒されました。当時、私は新体操をやっていて、身体で表現するコンテンポラリーダンスをしていた時期だったので、「こんなアイドルさんがいるんだ」と憧れの存在になりました。
YUI:花や植物が好きで、春夏秋冬、その季節ごとに咲く花を楽しみに生きています。写真をアルバムに集めることが趣味で、春なら桜やネモフィラが好きですし、夏はヒマワリや緑いっぱいの草原、秋はコスモスやモミジ、イチョウとか。次の季節に咲く花たちが待っていてくれる感覚になるので、自分にとってはキラキラしたアイドルみたいな存在です。
AI:私は小さい時からダンスをやっていて、一生ステージに立つお仕事がしたくてアイドルになりました。そういう意味では、私にとっての憧れはステージにいること。心の中の光であり、アイドルであり、大事な存在という感じです。今、それが仕事にできているので、自分も誰かのそういう存在になれたらいいなと思って頑張っています。
MAYA:小さい頃からAKB48さんを見ていて、「こんなにキラキラ可愛い人たちがいるの?」と思ってよく真似していました。アイドルさんは、みんなとにかく可愛くて素敵で、私の中ではずっと憧れの存在です。私たちはコンセプトがあって、キリッとした感じの表情が多いのですが、そういう部分を関係なく考えるとAKB48さんを代表とするアイドルさん全般が目指したい姿です。
YUI
3月29日生まれ、東京都出身。メンバーカラーはオレンジ。
1stミニアルバム『旬景』
9月15日リリース
¥1750円(税込)
<収録曲>
1.揺らめきの果てへ
2.鼓動に包まれて
3.三千世界の片隅で
4.春に願いを
5.夢、花、君と
■ライブ情報
「BNSI FIRST ANNIVERSARY LIVE -ひととせの春秋-」
9月23日(水・祝)
東京・代官山SPACE ODD
<1部>14:00開場/14:30開演
<2部>17:30開場/18:00開演
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