遺産の屋敷と一枚の絵画に隠された謎を紐解く、家族と人生をめぐる感動作「モネと時間旅行」から、セドリック・クラピッシュ監督が制作の裏側を語るインタビュー映像(https://youtu.be/PEwzeDELZyM)が公開された。
青春のかけがえのない瞬間や、「ダンサー イン Paris」など人生の転機を描く作品で高い評価を獲得するクラピッシュ監督が今回描くのは、自身が愛してやまない19世紀パリと現代を交差させた家族と人生をめぐる物語。没後100年を迎えた印象派の巨匠クロード・モネをはじめ、ルノワール、セザンヌ、写真家フェリックス・ナダール、作家ビクトル・ユゴーなど実在の芸術家たちや、オルセー美術館、オランジュリー美術館など名作絵画や印象派の聖地も登場する。
パリで暮らす家族に遺された、ノルマンディーの草原に佇む古い一軒家。長い間閉ざされた屋敷から発見されたのは、白いドレス姿の女性が描かれた印象派の作品らしき絵画だった。絵に描かれた女性と、作者は、一体誰なのか?一枚の絵画に隠された家族の秘密が解き明かされたとき、それぞれの人生が輝きはじめる。
本作でクラピッシュ監督が徹底的にこだわったのが、当時(ベル・エポック時代)のパリを“内側から理解する”ための膨大なリサーチ。作品の準備には3年の歳月を費やしたと明かし、「自分が印象派についてよく知らないと気づき、徹底的に調べて、美術史の専門家の話も聞いた」と振り返る。絵画や写真、書籍に至るまで膨大な資料を集め、モネやモリゾ、写真家ナダールら当時の著名人だけでなく、名もなき人たちの暮らしにも目を向け当時を生きた人々の感覚や空気まで映像に落とし込んだ。
また、映像表現においても独自のアプローチを追求。デジタル映像特有の「冷たくて整いすぎた質感」を避けるため、撮影監督と共に1900年前後の時代を捉えるためのふさわしい新たな映像表現を模索し、世界初のカラー写真として知られ、リュミエール兄弟や写真家ラルティーグらも使用していたという「オートクローム」に着目。「ある色は鮮やかに、他の色は彩度を落とす」など、一律ではない緻密な色彩設計を施した。
時代を忠実に再現するだけではなく、現代の技術を通して19世紀の芸術家たちの挑戦と呼応させる。そこには、30年以上にわたりパリを撮り続けてきたクラピッシュ監督だからこそ辿り着いた過去と現在を繋ぐ映像表現へのこだわりが込められている。
「モネと時間旅行」は、9月18日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国公開。
【作品情報】
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モネと時間旅行
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