私(サオリ)は、結婚して実家を出ています。父は数年前に亡くなり、現在、母は一人暮らしです。実家の周辺は閑静な住宅地。ここでずっと暮らしてきた母は、昔から世間体をとても気にする人でした。私と妹(ミチ)はそんな母の教育に多少窮屈な思いをしてきましたが、母のことは大切に思っています。ここ最近、実家の周りでは高齢者を狙った怪しい出来事が頻発していました。私たちが心配しているのに、母は世間体を守ることを優先していて……?
世間体を気にする母には、髪を明るく染めただけでお説教された記憶があります。けれど私と妹を大切に育ててくれたことには感謝しているし、父の分まで長生きしてほしいです。そんなある日、実家に寄ると不在票らしき紙がありました。
本物の郵便局に問い合わせてみると、案の定この不在票は偽物とのことでした。同じような問い合わせが他にもあったようです。しっかり者だと思っていた母ですが、今では「少し抜けたおばあさん」といったイメージになっていて……?
偽物の不在票を信じて電話しようとしたり、知らない電話番号からかかってきた電話に出たり、玄関をなかなか施錠しなかったり……。母は「大丈夫」と言いますが、いったい何をもって「大丈夫」と言い切っているのでしょうか。次から次へと母の危うさが露呈し、私は心配でたまりませんでした。
昨今は、高齢者を狙う様々な事件が増えています。しかも、どれも手口が巧妙です。いつか母もトラブルに巻き込まれてしまうのではないでしょうか。小さなことでもしっかりと注意して対応しておくことで、母の身を守りたいと思っています。
原案・ママスタ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子
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