中島歩「旅する練習」で長編映画初の単独主演! 七瀬ふうりとのロードムービー

中島歩「旅する練習」で長編映画初の単独主演! 七瀬ふうりとのロードムービー

9月15日(火) 7:00

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進境著しい俳優の中島歩が、眞田康平監督がメガホンをとる「旅する練習」で長編映画としては初の単独主演を務めていることが分かった。是枝裕和監督作「ルックバック」で鮮烈なデビューを飾った七瀬ふうりが共演し、2027年に全国で公開される。

今作は、第34回三島由紀夫賞、第37回坪田譲治賞をダブル受賞し、第164回芥川賞候補にもなった乗代雄介のロードノベル「旅する練習」(講談社文庫)を映画化するもの。緻密かつ美しい風景描写で高い評価を受ける乗代氏にとって、初の映画化作品となる。

主人公は、スランプ気味の小説家である叔父の圭佑とサッカー少女で姪の亜美。彼女の中学入学を前にした春休み、千葉の我孫子から茨城の鹿島アントラーズの本拠地に向かって、利根川沿い歩いて旅をするロードムービーだ。叔父は旅をスケッチしながら、姪はボールを蹴りながら……。“歩く、書く、蹴る”。二人の“練習の旅”は、風景や出来事を記録しながら、かけがえのない時間と記憶を紡いでいく。

中島はドラマ「Tシャツが乾くまで」で唯一無二の存在感を放ち大きな話題を呼んでいるが、近年も「ナミビアの砂漠」「敵」「箱の中の羊」といった映画作品のほかNHK連続テレビ小説「あんぱん」、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」など話題作に引っ張りだこの存在。今作では主人公・圭佑に息吹を注ぐが、「ルックバック」で好演した期待の新人・七瀬との共演でどのような相乗効果を見せるのかに注目が集まる。

メガホンをとる気鋭の新人・眞田監督は、東京藝術大学で黒沢清監督の薫陶を受けたことで知られている。同大学の卒業制作「しんしんしん」や「ピストルライターの撃ち方」などを発表してきた眞田監督が、商業映画デビューとなる今作で新たな一歩を刻む。撮影は既に4月に終えており、現在ポストプロダクション中。「超かぐや姫!」のツインエンジンと「日日是好日」のヨアケによる共同製作・共同配給で、27年に新宿バルト9ほか全国で公開。

中島と七瀬、眞田監督のコメント全文は以下の通り。

中島歩(圭佑役)
私は映画とは根本的にこの世界と人間を愛でる機能があると感じています。
この作品はそれを十分に感じさせるものです。
美しく、偶発的な瞬間が幾つもあり、それをカメラが美しく捉えています。
この作品と、そして他のお客様との無言の対話をぜひ劇場でお楽しみください。

七瀬ふうり(亜美役)
映画『旅する練習』に出演させていただくことになりました、七瀬ふうりです!
撮影では、はじめての経験もたくさんあり少し緊張しましたが、とても楽しく撮影することができました。
たくさんの方にこの作品を見ていただけたらうれしいです。
公開を楽しみにしていてください!

眞田康平(監督)
初めて原作を読んだ時、期待や興奮と同時に、簡単には踏み出せないものも感じていました。この物語を引き受けていく覚悟が自分にあるのだろうか。それでも、読み終わってすぐに映画のラストシーンが立ち上がってきて、思いついてしまったからには、これはもう撮らざるをえない。そんな出会いでした。
原作の乗代雄介さんが「言葉」を大切にしたように、「映画」の何を大切にするか。この映画にとってそれは、おじさんと亜美が、歩いて、書いて、蹴る、その瞬間を丁寧に捉えていくことだと思いました。
製作中、何度も口にしたのが「世界の豊かさ」という言葉です。鹿島まで歩く旅の中で、鳥や植物や景色を通して、一つずつ世界を見つけていく。どこにでもある風景が、彼らの時間の中でかけがえのないものになっていく。人が苦手で鳥が好きなおじさんと、飛んだり跳ねたりする亜美。中島歩さんと七瀬ふうりさんが、生き生きと二人を体現してくれました。その一つ一つの瞬間を取りこぼさないように、カメラに収めていきました。
この映画には、きっと、確かにそこにあった瞬間が刻まれているはずです。その時間を一緒に旅してもらえたらと思います。

【作品情報】
・旅する練習

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