海外旅行は人との触れ合いや感動エピソードばかりではない!無視や疎外感も味わう、海外旅行のリアル【著者取材】

そんな日もある。【1】「ドミトリー」/五箇野人(@gokayajin)

海外旅行は人との触れ合いや感動エピソードばかりではない!無視や疎外感も味わう、海外旅行のリアル【著者取材】

9月14日(月) 11:00

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そんな日もある。【1】「ドミトリー」
【漫画】本編を読む

海外を旅するなら、そこでしか得られない体験や光景を求めるもの。けれど、いつでも劇的なエピソード、うれしいことばかりに出くわすわけではもちろんないもので……。

五箇野人(@gokayajin)さんが2024年から、ネット上で公開を始めた「そんな日もある。」シリーズでは、会計をしたいのにレジの店員が長電話でほったらかしにされたり、宿泊者同士の距離が近いドミトリーで自分だけ蚊帳の外に置かれてしまったりと、がっかり・しょんぼりしてしまうような小さな出来事を淡々と描いている。タイトルどおり「そんな日もあるよ」と言いたくなるような同シリーズをスタートした想いを、作者の五箇野人さんに訊いた。

■小さなバッドエンドも「そんな日もあるかぁ」と笑ってほしい
そんな日もある。【1】「ドミトリー」(1)

そんな日もある。【1】「ドミトリー」(2)

そんな日もある。【1】「ドミトリー」(3)

海外旅行といえば、思いがけない出会いや楽しいハプニングを想像する人も多いだろう。そんな旅のイメージとは少し違う、思わず「今日はツイてないな…」と言いたくなる出来事を描いたのが、本作「そんな日もある。」シリーズだ。

作中では、会計をしたいのにレジの店員が長電話をしていて、なかなか対応してもらえなかったり、宿泊者同士で交流するドミトリーで、自分だけ飲み会に誘われなかったりと、決して大事件ではないものの、じわじわと心に響く“小さなバッドエンド”が描かれている。読んでいると思わず「これはちょっとへこむ…」と共感してしまうが、作者の五箇野人さんは「今までの旅日記では喜怒哀楽でいうと『喜、楽』をずっと描いてきたので、『怒り』『哀しみ』というと大げさですが、『怒、哀』を描けないかなと以前から考えていて」と、シリーズ誕生のきっかけを明かしている。

制作では、あえて優しい雰囲気のカラーを使い、暗くなりすぎないよう工夫しているという。「一応バッドエンドなシリーズですので」と笑いながら、旅日記とは対照的に、なるべく少ないセリフで描くことも意識しているそうだ。ちょっとした不運を重たく描きすぎないからこそ、「あるある」と笑いながら読めるところも魅力だ。

日常で嫌なことがあったときも、少し肩の力を抜いて「まあ、そんな日もある」と思わせてくれる、五箇野人さんならではの味わい深い作品を、ぜひ読んで欲しい。

取材協力:五箇野人(@gokayajin)

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