「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」を手がけた英国のプロデューサー、ジェレミー・トーマスさんが、9月11日(現地時間)の夜に亡くなった。77歳だった。イングランド・オックスフォードシャーの自宅で家族にみとられたと、本人が設立した制作会社レコーディッド・ピクチャー・カンパニーが発表している。
トーマスさんは、日本のクリエイターと長く仕事をしてきた。1983年の「戦場のメリークリスマス」は、大島渚監督が日本・イギリス・ニュージーランドの合作として撮った作品で、デビッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしが顔をそろえた。2010年には、三池崇史監督が集団抗争時代劇をリメイクした「十三人の刺客」も手がけている。
「ラストエンペラー」は、ベルナルド・ベルトルッチ監督が清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を描いた歴史大作だ。独立系の資金で3年をかけて作られ、1988年のアカデミー賞で作品賞をはじめ9部門に輝いた。坂本龍一が甘粕正彦役で出演し、音楽も担当している。
手がけた作品は80本を超える。デビッド・クローネンバーグ監督の「クラッシュ」、ジョナサン・グレイザー監督のデビュー作「セクシー・ビースト」など、国も作風も異なる監督と組み続けた。
最後の仕事になったのは、三池監督との新作「バッド・ルーテナント:トウキョウ」だった。小栗旬とリリー・ジェームズが主演する同作は9月14日にトロント国際映画祭で世界初上映され、10月23日から全国公開される。
【作品情報】
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バッド・ルーテナント:トウキョウ
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Photo by Daniele Venturelli/WireImage/Getty Images