「ここで勝ちたかった」4日間でスコアロスはわずか“6”吉澤柚月がプレーオフ終戦に涙

吉澤柚月は悔しい2位フィニッシュ「次のチャンスはいつか…」(撮影:福田文平)

「ここで勝ちたかった」4日間でスコアロスはわずか“6”吉澤柚月がプレーオフ終戦に涙

9月13日(日) 17:49

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<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権最終日◇13日◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川県)◇6755ヤード・パー72>

ボギーの数は4日間で4個しかなかった。ダブルボギーは3日目の1個だけ。スコアロスはわずか「6」。それでも、勝てなかった。1ホール目で決着したプレーオフ。パーを逃した吉澤柚月の目に光るものがあった。



【写真】涙を押し殺して…最後は山下美夢有とハグ


「すぐに終わっちゃいました。本当にすごく悔しい。次にいつチャンスが来てくれるのか分からないので、ここで勝ちたかったです」

最終日の18ホールはボギーなしで回った。トータル9アンダーで並んだ山下美夢有とのプレーオフ。河本結に敗れた6月の「リゾートトラストレディス」以来、2度目の“延長戦”だったが、ティショットが右ラフにつかまり、2打目は左バンカー。ピンまで約100ヤードの3打目はグリーン奥エッジにこぼれ、パターでの4打目はカップに届かなかった。

パーオンした山下は2パットのパー。この日19ホール目で初めてスコアを落としての終戦に肩を落として、クラブハウスに戻ってきた。この大会は2022年に川﨑春花、23年に神谷そら、24年には竹田麗央と、吉澤と同じ03年度生まれのダイヤモンド世代が制した。その3人が見守るなかでのプレーオフ。チャンピオンの輪に入ることができなかった敗者は出迎えてくれた3人に、申し訳なさそうに頭を下げた。

プレーオフに入る前には最終組で優勝を争った桑木志帆に助言を求めた。「どういう気持ちで臨んだらいいですか…」。昨年大会はプレーオフで金澤志奈に敗れている桑木の答えは「気持ちだけは負けないで」。その言葉を心に刻んで18番のティインググランドに立ったが、メジャー初制覇の夢はかなわなかった。

「自分ではいいプレーができたと思う。緊張はそんなになかったけど、ちょっと力が入りました。平常心でやろうと思っても、どうしても力が入ることが分かりました。粘りたかったです」

山下ら米ツアーを主戦場とする日本選手が11人も出場した今年の女子プロ日本一決定戦。世界ランキング6位の山下に食らいつき、世界のトップで活躍する畑岡奈紗、竹田らを抑えて、2位になった。山下でも4日間でボギーは6個。吉澤のスコアロスは山下と並んで今大会最少だった。

8月の「北海道meijiカップ」でツアー初優勝を果たしたプロ3年目の力は本物。「自分のゴルフができれば結果はついてくる。そこは自信になりました」。メルセデス・ランキングは12位から8位にアップ。ツアーの中心選手に成長した22歳に悔しさを晴らす機会は何度でも巡ってくるはずだ。(文・臼杵孝志)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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