「アンタ臭いよ」毒しか発しない祖母と無関心な父に育てられた主人公が家族と決別するまで【作者に訊く】

だんしゃり/画像提供:(C)小野寺こころ

「アンタ臭いよ」毒しか発しない祖母と無関心な父に育てられた主人公が家族と決別するまで【作者に訊く】

9月13日(日) 15:00

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だんしゃり
【漫画】本編を読む

子供に無関心な父親と「臭い」「ゴミだと思った」など毒しか発しない祖母に育てられた主人公が、自分のために家族と決別するまでを描く漫画家 小野寺こころ( @onoderaKOKORO8)さんの「だんしゃり」に、7万いいねと1.1万リツイートがついている。今回は、本作を描いた背景など、制作への思いを小野寺こころさんにインタビューした。

■「親に読まれたら苦い顔されるんだろうなぁ」赤裸々な思いをのせた作品
祖母は部屋からなんでも盗む…

だんしゃり(1)

だんしゃり(2)

子供の頃から祖母と父親の3人暮らしをしている、しょうこ。祖母からは、ことあるたびに「部屋が臭い」「体が匂う」など、毒のある言葉ばかりを言われてしまう日々。娘に無関心な父親にも否定され続け、祖母に「いらないもの」と言われるたび、しょうこは暗く沈んだ気持ちになっていく――。

「親に読まれたら苦い顔されるんだろうなぁ、って感じです」と本作「だんしゃり」について一言呟く作者・小野寺こころさん。高校1年生のころに初めて漫画を描き上げ、高校2年生になると京都国際マンガ・アニメフェアの出張編集部に行き、たまたまサンデー編集部に持っていったのが漫画家人生の始まりだったと語る。

また、小野寺さんは「執筆自体を苦労だと思うことはないのですが、テーマや内容が重いものだったり、実体験をベースにしているので、嫌な出来事やトラウマと向き合わないといけなくなるので、できる範囲で自分に優しくしようとはしています」と、制作において苦労した点とその思いを教えてくれた。

さらに、最小限のセリフと、大人になりきれない高校生の心情が絶妙に描かれている別作品「ららばい」は「(『だんしゃり』よりも)自由度が高いです」と話す。「ふと鬱だなと気づくとき、いつも普通に聞いている音が異常に大きく聞こえたり、不快、不安感が増すので、それらを伝えるならあまりセリフがない方がいいと思いました」と制作のこだわりを語ってくれた。

暗く、重いエピソードでありながらも、最後には救いのような展開が待ち受けている小野寺さんの作品。気になる人は一度読んでみては?

■取材協力:小野寺こころ(@onoderaKOKORO8)

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