私(ツバサ)は、夫のケンと、生まれたばかりのコウタロウとの3人家族です。夫は育休をとってくれたのですが、その「雑」なやり方と「自分優先」のペースに、私の不満は募るばかり。おまけに夫は勝手にさらなる育休の延長を決め、第二子の話まで持ちかけてきたのです。悲しいやら悔しいやらで、私は実家に帰ったのでした。けれど母と話して、いったい夫がどういう気持ちで「育休を2年とろう」と思ったのか、ちゃんと聞いてあげようと思ったのでした。
車を走らせていると、なんだか変な気分になります。見慣れた街並み。幼い頃から変わっていない道なのに、私はもうその頃の私ではないのです。そして駅近くのドラッグストアに車を停めると、歩道を歩く夫の姿を見つけました。
私たちは離れている間、お互いに「ちゃんと話し合わなくてはいけない」という結論に至ったようです。母に連絡したあと、私たちは2人で近くのカフェに入りました。こうして夫婦でお茶をするのも久しぶりのことです。
母にコウタロウを預けて家を出たら、不思議な気持ちになりました。「私」はきっと昔と変わらないのに、「私」の実態は「母」になっています。世の中は何も変わっていないはずなのに、私は確実に変化している……。無意識のうちにいろいろなものを背負っていたのかもしれません。
コウタロウが生まれてたった1か月なのに、充分濃い1か月でした。迎えに来てくれたケンはすごく穏やかな顔をしていて、私たちはもう一度お互いの気持ちに向き合うことにしたのです。うまくいきますように……そう願いながら。
原案・ママスタ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子
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