俺(ケン)は妻のツバサと生まれたばかりの息子、コウタロウとの3人家族だ。このたび俺は会社に、育休の2年延長を申請した。可愛いコウタロウともじっくり向き合えるし、ツバサの復職も後押ししてあげられる。我ながら完璧な計画だと思っていた。けれどツバサはコウタロウを連れて実家に帰ってしまった。すると翌日、両親と兄夫婦が家にやってきた。義姉のナナさんからは「育児を言い訳にして社会から逃げるな!」などと、さんざん叱られた。
「じゃあ、お父さんはあなたが可愛くないから仕事をしていたんだって……そう思う?」母にそう言われて、俺はふと気が付く。父は俺たちとずっとそばにいたい気持ちを持ちながら、だからこそ頑張って仕事をしていたんだろう。
俺は「なんとかなる」っていう楽観的な考え方をしていた。その気持ちもたしかに大切なのかもしれない。けれど女性の身体的な辛さは共有することができない分……金銭面での苦労はかけさせないように、頑張る必要があるのだろう。
義姉の言葉は俺の心にガツンと響いたし、両親の言葉は温かい気持ちを思い出させてくれた。いろいろな夫婦の考え方があっていいし、いろいろな形があっていい。ただ、それを決めるのは「俺」じゃなくて「俺たち」だというところが完全に抜け落ちていた。
安易に「育休を2年とる」と決めた俺に、ツバサが不信感を抱くのは当然だ。だからツバサは俺にイライラしていたし、実家に帰ってしまったんだろう。そこを乗り越えられるかどうかで、夫婦の未来、家族の未来は変わっていくはずだ。いますぐツバサのところに行って、ちゃんと謝って話し合いたい。心からそう思ったし、コウタロウにも会いたくて仕方なかった。
原案・ママスタ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子
【関連記事】
<夫、「育休3年」宣言!?>本音をぶつけて話し合い「私ひとりに背負わせないで」【第13話まんが】
<夫、「育休3年」宣言!?>「オムツ替えるよ!」里帰りせず夫婦で協力。育休に感謝【第1話まんが】
<義母のための育休?>まるで便利屋!?育児せず、親孝行するなら……「復帰しろ!」【第1話まんが】