私はメイコ。子どもは大学生となり遠方で暮らしているのですが、家事や仕事、そして近くに住む足の悪い義父のサポートに追われて忙しい毎日。大好きなアイドルの推し活が生きがいです。ある日の夕方、リビングでスマホを開いた私は、思わず叫びそうになりました。画面には「チケット当選」の文字!ずっと楽しみにしていた県外のライブに、ついに当選したのです。嬉しさのあまり胸を高鳴らせながら、私は「チケット当たった!」とさっそくSNSに喜びの投稿をしました。
「ゆ、夢じゃない……よね?」何度もスマホの画面を見直しましたが、やっぱりそこには「チケット当選」の文字が光っていました。ずっと楽しみにしていた県外でのライブ。毎日頑張ってきたご褒美でしょうか。私は興奮冷めやらぬまま、夫にも報告しました。
私がライブチケット当選を伝えると……夫は、少しバツが悪そうに眉を下げました。
事情を聞いて困惑します。頭ではわかっています。大好きな義父のためにも、親戚の重大な局面に備えるべきだってことくらい、痛いほど理解できます。でも……私の心の中の天秤は、激しく揺れていました。
念願のライブチケットが当選して大喜びしたのも束の間、夫から遠方に住む叔父(義父の弟)の体調が思わしくないと告げられました。
万が一の際は、足の悪い義父を乗せて遠方まで車を出さねばならず、夫からも「今回は遠征をやめておかない?」と……。
義父や親戚のため備えるべきだと頭では分かっているのですが、どうしても諦めがつきません。
今の私は、リセール画面を前に激しく葛藤しています。
原案・ママスタ脚本・motte作画・黒野ナツ子編集・石井弥沙
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