私はセイラ。戦場の跡のようなリビングで、私はカズマに即座に片付けを命じました。憔悴しきったカズマに、私は追い打ちをかけるように迫ります。「次からもまた、カズマが親の泊まりの世話を全部やるの?」と。絶望するカズマに、私は究極の選択を突きつけました。自らの口で義両親に宿泊拒否を告げるか、私と子どもたちを失うか。義母から届いた通知に震えるカズマ。カズマは「良い息子」のプライドを捨て、私たちの家庭を守る覚悟があるのでしょうか。
カズマが義母からの連絡の返信に悩んでいると、スマホが震え出しました。画面には「母さん」の文字。これまでこの通知が来るたび、私の胃は雑巾を絞るように痛みました。けれど今は違います。私はただ、隣に座るカズマの横顔を冷めた目で見つめていました。

1ヶ月後……義両親がわが家にやってきました。しかしいつもとは雰囲気が少し違います。お客様として節度ある範囲で過ごしてくれるのです。そして夕方になるとカズマが「そろそろ、駅まで送るよ」と切り出しました。以前なら、ここで義母が「泊まっていこうかしら」と言い、カズマが「いいよ」と答えていた場面。カズマは迷わず車のキーを手にとったのです。
義母からの宿泊の打診に対し、カズマはついに「もう泊まりは控えてほしい」と告げました。
義母の困惑や義父の怒りに晒されながらも、自分の責任として拒絶を貫いたカズマ。
その背中に、初めて私を守る覚悟を感じました。1ヶ月後、日帰りで帰宅する義両親を見送ったあとの静寂は、凛として心地よいものでした。
私たち家族だけが刻む日常。
ようやく取り戻したこの「城」を、もう二度と土足で踏み荒らさせはしません。
原案・ママスタ脚本・motte作画・林檎りん編集・石井弥沙
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