午後組の中野麟太郎が“朝5時始動” 「午前組の顔」でゴルフ場へ行き不安軽減

中野麟太朗は韓国で上々発進(撮影:ALBA)

午後組の中野麟太郎が“朝5時始動” 「午前組の顔」でゴルフ場へ行き不安軽減

9月10日(木) 19:31

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<Shinhan Donghae Open初日◇10日◇ジャック・ニクラス GC(韓国)◇7502ヤード・パー72>

「きょうはいいスタートだったと思います」。自身初となる韓国での戦いを迎えたプロ1年目の中野麟太郎が笑顔を見せた。この日は午前11時50分スタートだったが、開催前日に抱えていたショットへの不安を解消するため、“朝練”を敢行。5バーディ・3ボギーの「70」で回り、下位も覚悟していた状況で、納得の2アンダー・25位タイで滑り出した。



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「きのうの夜、トレーナーさんに来てもらって、あしたの朝に(ゴルフ場に)行ってから、(ホテルに)戻って、また行きましょうって相談して、きょうは(朝の)5時から準備して臨んだ。(ポイントの)差をつけられる大会じゃないですか。しっかり予選を通過して稼ぎたい。ちょっと、稼げる気がしなかったので…」

今大会に出場する選手たちにはオフィシャルホテルが用意されており、ゴルフ場までは約10分。シャトルバスで移動できる。本来は午前10時のバスに乗る予定だったが、午前5時からトレーナーとウォーミングアップを行い、「午前組の顔」で午前6時の便に乗車。気になる部分だけ練習すると、午前7時の便でホテルへ戻った。その後は一度仮眠をとり、午前10時の便で再びゴルフ場へ向かった。

舞台はジャック・ニクラスGC。フェアウェイは少しフカフカしたベント芝で、ボールも沈んでみえる。芝がやわらかいこともあり、ターフが取れすぎてしまうことが課題だった。「どうやって(ボールにヘッドを)入れればいいんだろうなって悩んでいて、(ターフが)取れすぎないように頑張っていたんですけど、無理だった」と頭を悩ませていた。

中野のなかでは、ターフを多く取ると「球は強く、低い球でぎゅぎゅっと止める」弾道になり、逆にターフの量が少ないと「高めのふんわり球みたいな感じ」になると考えている。「ちょっと高めのふんわり球が好み」ということもあり、ターフを浅く取るスイングをトレーナーと模索して実践した。

そんな中で迎えた初日は、「まだいい時と悪い時もあるんですけど、悪いほうは目をつぶって、どんどん行ってみたいなっていう。それでも十分、きょうはいいショットだった」と手応えを得た。

これまでも、不安があるときは遅いスタート時間でも早めにゴルフ場へ行き、練習することはあった。しかし、今季開幕戦の「東建ホームメイトカップ」では、雨のなか打ち込んでしまい、体調を崩した経験もある。それでも今回は「危機感があった」ということで、朝練へ向かったという。

前日まで、安心できる状態は「パーセントにも表せなかったです。(いいも悪いも)どっちにもなりそうだった」と不安しかなかった。それでも朝から調整を重ね、「70%」まで引き上げて初日に臨むことができた。「ちょっと安心して2日目を迎えれるかな」と安どした。

この取り組みは、JGAナショナルチーム時代にコーチだったガレス・ジョーンズ氏から「そういうやり方はあるよ」と教わったことがきっかけ。「よく金谷(拓実)さんもやっていましたし、根性パットというのを記事で見たことがある。(ゴルフ場に)朝イチに来て、一旦帰って、また来るみたいな」と、ナショナルチームの先輩も実践していた方法を参考にしている。

国内男子ツアーは今季23試合のうち、今大会で12戦目。シーズンは中盤にさしかかった。現在、ポイントランキングは29位につけている。「後半戦の1発目ということで、正直、シード権は(予選を)すべて落ちたりしない限りは、たぶん大丈夫だと思うので、積極的に上位を狙えるようなゴルフができるようにしたいです。リスクを取った攻めが、自分のアグレッシブなゴルフだと思うので、ちょっとした爆発を、あと3日間、あすにでも出せるように頑張りたい」と力を込めた。

不安があれば、取り除く。そのための努力は惜しまない。そんなストイックなルーキーが、2日目からリーダーボードを駆け上がる。(文・高木彩音)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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