重岡大毅「俳優業は自分を豊かにしてくれる」いつか演じたい役柄を聞くと、ファン納得の回答が【インタビュー】

重岡大毅(WEST.)

重岡大毅「俳優業は自分を豊かにしてくれる」いつか演じたい役柄を聞くと、ファン納得の回答が【インタビュー】

9月10日(木) 18:00

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人気男性アイドルグループ「WEST.」の活動と並行し、俳優業も好調な重岡大毅。昨年公開された「35年目のラブレター」での好演も記憶に新しいが、最新作「5秒で完全犯罪を生成する方法」(9月11日公開)では再び、俳優として大きな飛躍を見せている。「俳優業は自分をものすごく豊かにしてくれる」と語る重岡が見据える“未来”とは?いつかは演じたいという役柄も明かしており、その回答にはファンも納得なはずだ。(取材・文/内田涼、撮影/間庭裕基)

映画は犯罪隠ぺいに生成AIを利用した兄妹が予期せぬ事態に巻き込まれるサスペンス。「ライアーゲーム」「マスカレード・ホテル」シリーズや「#マンホール」など数々のミステリー・サスペンスを世に送り出す岡田道尚が、原案・脚本・プロデュースを手がけ、第2回日本ホラー映画大賞を受賞し、同受賞作を長編化した「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」で商業映画デビューを果たした新鋭・近藤亮太がメガホンをとっている。

重岡は、岡田の脚本によるドラマ「宇宙を駆けるよだか」にも主演しており、「以前にご一緒した皆さんから、また声をかけていただけるのは嬉しいですよ。その期待に応えたいし、頑張ろうと思いました」と本作のオファーを快諾。「朝食のメニューやおすすめのご飯屋さんを聞いたり、僕も普段使いしています。頼り過ぎちゃいけないから、1日に利用するのは30分って決めているんです(笑)」と、本作の題材である生成AIは自身にも身近な存在だ。

ただ、演じる役柄については葛藤もあったという。重岡が演じる主人公の航は、意図せず人を殺してしまった妹・幸来(原菜乃華)を守るため、生成AIを駆使し、事件を隠ぺいし、“完全犯罪”を工作するという役どころだ。

「愛する妹を守る気持ちは分かるんですけど、きっと自分だったら、警察に通報するよなって。共感はできても、解決の手段が違う。その“溝”を埋める作業が必要でしたし、大変だった。どこかで立ち止まるタイミングもあったはずだし、兄妹に起こる出来事や航の葛藤は、白黒つけられないグラデーションだと思ったので、考えれば考えるほど深みにハマってしまって。そんなときは、近藤監督が『人間はどんな環境でも適応するから』と声をかけてくれたんです」(重岡)

重岡が語る主人公の“グラデーション”を、見事に演じ分ける本人に「それはご自分の二面性?」と聞いてみると、「それ、よく言われるんですよ。笑顔なのに、目の奥が笑っていないって(笑)」と屈託のない返事が返ってきた。二面性といえば、アイドル業と俳優業という2つのフィールドを自在に行き来する柔軟さも、現在の重岡の大きな武器になっているだろう。

「確かに、両方のお仕事をさせてもらっている今って、自分の中でもすごく風通しが良いんです。本業はアイドルですけど、それ一本だときっと行き詰まってしまうだろうし、俳優に重心をかけることで良いバランスが生まれていて。例えば、お芝居にライブっぽい感覚を持ち込んだり、歌詞をセリフのようにしゃべってみたり、互いのジャンルで培った経験や技術を横につなげることで、重岡大毅という人間のオリジナリティも生まれると思う。今の僕にとって、俳優業は自分をものすごく豊かにしてくれるんです」(重岡)

映画は7月に韓国で開催されたアジア最大級のジャンル映画祭である第30回プチョン国際ファンタスティック映画祭にて、とりわけエッジの効いた作品が集う【B Extreme】部門に選出され、日本公開に先駆けてワールドプレミア上映を飾った。チケットは即完売。重岡と近藤監督も現地入りし、初めての国際映画祭への参加を果たした。

「実は、この作品を撮る前から『どこか映画祭に行けたらいいね』と話していたんですよ。それが実現して、国際映画祭のレッドカーペットを歩けた。僕自身は、韓国に行くのも初めてで。すごくいい経験になったし、まさに撮影前の思いが狙い通りになった。想像以上の刺激をもらったし、今後『じゃあ、次どうしよう?』ってアイデアも生まれるはず。いろんなきっかけを運んでくれました」(重岡)

ならば、“俳優・重岡大毅”の将来像を本人はどう見据えているのだろうか?

「結局、俳優業って作品を通して、どんな人たちと出会えるかなんですよ。特に今回は完全オリジナル作品で、いろんな人たちの熱量が寄せ集まっている。これからも、そんな熱量に巻き込まれたいし、自分も巻き込みたいですね。そういう作品にこそ、人は集まるし、自分もその一部でいたいんですよ」(重岡)

それでも、あえて「演じてみたい役柄は?」と具体的に聞くと、「ボクサーは演じたいですね。公私混同させても実現させたい」と即答。重岡は2024年にボクシングのプロテストに合格しており、この回答にはファンも納得なはず。いつか、俳優としてボクサー役を務める重岡の姿にも期待したい。

【作品情報】
・ 5秒で完全犯罪を生成する方法

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