俺(ケン)は妻のツバサと生まれたばかりの息子、コウタロウとの3人家族だ。俺は仕事を生きがいにするタイプではない。その点ツバサは仕事が好きなタイプだから、俺が育休を延長して復職を後押しすればいい。可愛いコウタロウともじっくり向き合えるし、我ながら完璧な計画だと思っていた。けれどますますイラ立ったツバサは実家に帰ってしまった。まぁ、ゆっくりする時間も必要なんだろう。夜中までテレビを見ていた俺は、翌日電話の音で目が覚めた。
俺はツバサと少し口論になってしまったこと、ツバサがコウタロウを連れて実家に帰ってしまったことを兄に話した。すると「プツッ」と電話が切れてしまった。すると1時間ほどして……兄夫婦、そして両親がウチにやって来た。
両親は家に上がってくるなり、俺に怒ってきた。兄も「ちゃんと分かるように説明して」と言ってくる。その気迫に押されて、俺は今まであったことを話した。すると全員に大きなため息をつかれてしまった。え?なんでため息?
俺は自分が育休をとっているからこそ、この家が回っていると思っていた。いや、いまでもそう思っている。ツバサは産後ずっとイライラしていた。もちろん心配性なツバサのことだから、いろいろと細かいことが気になるんだろう。それも俺が育休をとって心と時間に余裕を持っているからこそ、受け止めてあげられるんだ。
それなのに両親も兄も義姉さえも、全員があたかも俺が悪いみたいな態度なので納得できなかった。「いったい家族の何を見てきた」って……ずっとそばにいたんだから、ツバサのこともコウタロウのことも分かっているはずなのに……。
原案・ママスタ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子
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