これが、330円......?
思わず目を疑う商品が、X上で注目を浴びている。
2026年9月1日、Xユーザーの「富山魂」(@toyama_damashii)さんが紹介したのは、ぐるぐるぐるっと巻かれた長~いソフトクリーム。食べている途中で溶けて倒れてきそうな大きさだ。
10段以上もありそうだが、なんとたった330円だという。富山県第二の都市・高岡市にある道の駅「万葉の里 高岡」で販売されている。
「富山魂」さんのポストには、1万6000件以上もの「いいね」のほか、こんな声が寄せられている。
「デッカ!!」
「暑い中で食べたいけど、暑い中だと食べ終わる前に倒れそう」
「昭和の物価か?」
「これ食べに行くために今度富山行こ」
このソフトは何か?なぜ安いのか?Jタウンネット編集部は、投稿した「富山魂」さんと、道の駅「万葉の里 高岡」に話を聞いた。
値上がりしたけど、まだ安いよ
投稿者「富山魂」さんによると、注目を浴びたのは道の駅万葉の里高岡の「観音10段ソフトクリーム」。以前は200円だったが、250円→300円→330円と値上げしてきたという。「値上がりしたけど、高岡安いよと伝えたかった」と語る。
高岡の町は、とくに物価が安い訳ではなく、「古くから高岡商人といわれるぐらい、お金にはケチくさいです(笑)」とも話した。商品の価格には、売る側も、買い手も、敏感な土地柄ということだろうか。
次に、Jタウンネット編集部は、道の駅「万葉の里 高岡」に電話した。電話取材に応じたのは大指(おさし)栄一駅長だった。
「以前高岡市民に人気だった某店のソフトクリームを復活させたのが、2021年。その前年の2020年末、道の駅敷地内に移設された高さ12メートルの巨大な平和観音像にちなんで、『観音10段ソフトクリーム』と名付け、大きめのソフトにしました」(道の駅「万葉の里 高岡」大指栄一駅長)
10段以上に巻き上げるのは、店員さんたちのトレーニングによる成果で、大指駅長自身も発売当初はひたすら巻いていたそうだ。ソフトが大きすぎて倒れそうと心配する人には、コーンをもう一つサービスしてくれるという。両端からどうぞ、というわけだ。
今回話題になったことについて、「5年も前から販売を続けているのに、なぜ今......?」と、大指駅長はやや不思議そうだった。
ちなみに、同じくらいの価格のもので言うと、高岡駅南の駐車場も、24時間で300円だ。
以前の250円が300円に上がったとはいうが、高岡市民のシビアな金銭感覚には頭が下がる。
高岡大仏が有名な高岡市は、銅器の街、伝統工芸の街としても知られている。梵鐘や大仏などの大型美術品から、花器、茶器、現代のインテリア雑貨まで、銅器鑑賞に訪ねてみるのも素敵だ。10段ソフトクリームも忘れずに。
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