重岡大毅(WEST.)を主演に迎え、原菜乃華が共演する映画「5秒で完全犯罪を生成する方法」が9月11日より全国公開。このほど、重岡の多彩な表情を捉えた場面写真も新たに解禁された。
本作は、主人公・初海航(重岡大毅)が、意図せず殺人を犯した妹・幸来(原菜乃華)を守るため、生成AIを駆使して事件を隠蔽しようと画策。AIによるアリバイ工作によって、やがて警察だけでなく世間をも巻き込む混乱が描かれる。「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太監督がメガホンを取り、田中みな実、石丸幹二、伊藤歩、黒田大輔、森岡龍、九十九黄助らが共演に名を連ねる”完全犯罪サスペンス”だ。
今年6月に韓国・富川(プチョン)市で開催されたアジア最大級のジャンル映画祭である第30回プチョン国際ファンタスティック映画祭にて、とりわけエッジの効いた作品が集う【B Extreme】部門に選出され、日本公開に先駆けてワールドプレミア上映を飾った。
単独主演としては約2年半ぶりとなる本作で重岡が演じるのは、フリーライターの初海航。重岡が本作の出演を決めた理由のひとつが、“生成AI×完全犯罪”というユニークな設定。「まず設定を聞いたときに、面白いなと思いました。生成AIと完全犯罪という、一見すると組み合わせが難しそうなものがどう映画になるんだろう、と興味を持ちました。出演したい!とすぐに返事をしましたね」と語る。また、「難しいテーマを扱っているように見えて、ちゃんとエンターテインメントとして楽しめる作品になっていると思います」と自信を見せる。
実際に近藤監督らも生成AIに完全犯罪の方法を尋ねてみたが、結果として、AIがそのまま完全犯罪の方法を教えることはなかったという。しかし、質問の仕方によって、AIからどこまでの情報を引き出すことができるのか――。そんな疑問を突き詰めていくと、そこには現代社会が抱える大きな危うさが浮かび上がる。いまや、仕事でも日常生活でも自分で思考する前に生成AIに尋ね、その判断や選択までをも委ねる場面は増えているのではないだろうか。近藤監督は生成AIを頻繁に活用しているが、「こういう題材で映画を作りたいとAIに言っても、大したプロットは出てこないです」と断言する。「でも、企画の初期やプロット段階でどうしたらいいのかもわからない時に、“やりたくないこと”の抽出・確認や、自分の中の違和感の検証をするのには使える。壁打ちの相手としてはとても有用だと思います」と、あくまで精度を高めるうえでのアシスタントとして活用しているという。
本作が描くのは、単なる「AIで完全犯罪は可能なのか?」という興味本位の問いではない。生成AIという便利な存在に頼りすぎることで生まれる、人任せな行動や思考停止の危うさや便利さの裏側に潜む問題点を捉えながら、観る者を物語へと引き込む予測不能な展開が待ち受ける。
時事性の高い題材を扱いながら、社会派作品にとどまらず、エンターテインメントとして成立させているのは、近藤監督の手腕によるところが大きい。ホラー作品で培ってきた緊張感の演出を随所に織り込み、現代社会に潜む“見えない恐怖”を巧みに映像化。生成AIという最新のテクノロジーに翻弄される人間たちの姿を描くことで、観る者に強烈な印象を残す一本に仕上げている。
新たに公開された場面写真では、物語の中でさまざまな状況に置かれる航を演じる重岡の多彩な表情を捉えている。警察署で事情聴取を受け、どこか怯えた様子を見せる航の姿は、徐々に追い詰められていく緊迫感が伝わってくる。一方、罪の意識にさいなまれる幸来を諭し、落ち着かせようとする兄としての航の姿を捉えたカットでは、厳しくもどこか優し気な眼差しを見せ、妹を気遣う兄としての温かさがにじむ。そして、鋭いまなざしでスマートフォンを向ける航のカット。何かを決意したような表情が物語の行方への期待をかき立てる。一連の場面写真からも俳優・重岡大毅の幅広い表現力が垣間見える。
「5秒で完全犯罪を生成する方法」は9月11日公開。
【作品情報】
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5秒で完全犯罪を生成する方法
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