【漫画】『汚部屋で起きた不思議な出来事』
一人暮らしなのに人の気配を感じたり、変な物音がした。ある人は心霊現象と言い、ある人は幻聴だと言い、またある人は治安が悪いので「気を付けて」と忠告した。ある日、玄関脇の小窓から侵入した手が鍵を開けるのを見て……。モンズースーさん(@monnzusu)の実録漫画『汚部屋で起きた不思議な出来事』を紹介するとともに話を聞いた。
■帰るたびに物の位置が違う…汚部屋での違和感
当時ブラックな会社に勤めていたというモンズースーさん。始発から終電までの勤務は当たり前で、帰宅する時間がなく月の半分はスタッフルームで同僚と雑魚寝生活を送っていた。そんな状態で家に帰っても掃除はまともにできず、見事な「汚部屋」が完成していたという。
たまに帰宅すると本の位置が違っていたり、「あの服、どこに置いたんだろう」と思ったりすることがあった。玄関が開いていたこともあったが、もともと物忘れがひどいため「最近、特にひどいな」と感じていたそうだ。
■心霊現象か、それとも?小窓から侵入する「手」
しかし、だんだんと人の気配や物音を感じるようになり同僚に相談。1人は心霊現象と言い、1人は幻聴と言い、1人は「盗まれたものはない?」と指摘した。家の中で紛失したものはたくさんあったが、部屋が汚すぎて盗まれたのか家のどこかにあるのかが全くわからなかった。
そんな日々を過ごしていたある日、キッチンの小窓から見知らぬ手が侵入してきた。手は玄関の鍵に届き、カチャとドアを開けてこようとする。慌てて侵入者を攻撃し、自宅が空き巣に狙われていたことにようやく気づいたという。
■「泥棒が入ってもわからない部屋」からの脱却
モンズースーさんは自身の体験を「『泥棒が入ってもわからない部屋』なんて表現がありますが、空き巣に侵入されても本当に気づきませんでした。あの経験以降、戸締まりなどは人一倍気を付けるようになり、今はそれなりに片付けられるようになりました」と振り返る。
また、実際に何かが盗まれていたのかについては、今でもはっきりわかっていないという。
本作は、普段描いているゆるい日常エッセイとは雰囲気が異なっていたものの、ブログのなかでも特に反響が大きい作品となった。エッセイ漫画を描くうえでは「登場人物を必要以上に誇張したり悪者のように描いたりせず、当時自分が見たことや感じたことをそのまま淡々と描くようにしています」と語る。
現在は子育てエッセイを中心に、発達障害に関する体験談なども描いている。「少数派の人たちのエピソードを、漫画という形で伝えられたらと思っています」と今後の展望を明かしてくれた。
取材協力:モンズースー(@monnzusu)
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