1994年の映画「プリシラ」の続編が、2027年の撮影開始、2028年の公開を目指していることがわかった。オリジナル版に出演したガイ・ピアースが、製作スケジュールを明かした。
ステファン・エリオットが脚本・監督を務めた「プリシラ」は、3人のドラァグクイーンが巨大なバス「プリシラ」に乗り、ショーを行うためオーストラリアの砂漠地帯を横断するロードムービー。ヒューゴ・ウィービングがミッチ・デル・ブラ、故テレンス・スタンプさんがバーナデット・バッセンジャー、ピアースがフェリシア・ジョリーグッドフェローを演じた。
米ABCの情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演したピアースがこのほど、続編の製作スケジュールについて「おそらく2027年に撮影して、2028年に公開されることになると思う」と見通しを語った。
続編の企画は2024年に明らかになり、エリオット監督とオリジナルキャストの復帰が報じられていた。当時エリオット監督は、「自分の作品を焼き直すつもりはない。新作はオーストラリアで始まるが、とんでもない旅に出ることになる」と説明。「オリジナルキャストは参加している。みんなが気に入っている脚本もあり、契約面を詰めているところだ。実現する」と自信を示していた。
一方、バーナデット役のスタンプは2025年8月17日、87歳で死去した。しかしエリオット監督によると、スタンプの出演シーンは生前にすべて撮影を終えているという。
スタンプの年齢を考慮し、エリオット監督は本格的な撮影に先立って「バーナデットのシーンをすべて事前に撮影する」ことを決断。スタンプ自身も、撮影期間中はほぼ毎日のように「もう若くはない」と周囲に話していたという。
また、スタンプはAIによって自身をデジタル再現することにも強く反対していた。エリオット監督は、「AIをめぐる議論が起きたとき、テレンスは、自分のデジタルクローンにバーナデットを演じさせたくないと憤っていた」と回想。スタンプは、自らの手でバーナデットというキャラクターを完結させる機会を望んでいたという。
エリオット監督によれば、スタンプは事前撮影について「スタートラインに立てなかった場合に備えて」と話していた。続編では、スタンプ本人が生前に演じ切ったバーナデットの姿が収められることになる。
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プリシラ
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