クリストファー・ノーラン監督最新作「オデュッセイア」。映画史上初、全編IMAX®撮影の舞台裏に迫る現場風景と豪華キャスト陣のインタビューを捉えた特別映像(https://youtu.be/MaHKLpCWawM)が公開された。
世界興行記録を塗り替え、同監督のキャリア史上最高評価を記録という大ヒットを受け、満を持しての9月11日の日本公開に期待が高まる本作、注目すべきは、長編映画史上初となる全編IMAX®フィルムカメラのみの撮影によって実現した、映画館でしか味わえない圧倒的な映画体験だろう。
16歳の頃にIMAX®映像に魅了されて以来、全編IMAX®カメラでの映画製作を熱望してきたノーラン監督。そもそもIMAX®とは、通常の映画フィルムを凌ぐ規格外の巨大フィルムや専用の高性能カメラを用い、視野一面を覆い尽くす圧倒的な大スクリーンと極上の音響システムで上映する最高峰の映像フォーマット。世界が注目するノーラン監督を長年魅了し続けるそのシステムは、観客に究極の没入体験をもたらすことでも知られている。
このほど公開された映像の中で、主人公オデュッセウス役のマット・デイモンが「僕の役者人生の中で最大規模の作品だ。100年前の撮影現場のようだった。カメラはIMAX®だけどね」と語る通り、本作ではCGだけに頼らず、実在するロケーションにリアルなセットを組み上げ、全編IMAX®カメラでの撮影が敢行されている。
カメラが現実を捉えるスペクタクルの力強さと現代VFXの表現力を融合させることで、これまでにない強度と臨場感を生み出すことに挑んできたノーラン監督。「ダークナイト」を皮切りに作品を重ねるごとにIMAX®撮影の比重を高めてきたが、これまで最大の障害となっていたのがカメラが発する大きな動作音だった。大音量ゆえに俳優のアップや静かな会話劇の撮影が困難を極めており、ペネロペ役のアン・ハサウェイも「初めてIMAX®カメラで撮影した時“音が大きい!”と驚いた」と振り返り、テレマコス役のトム・ホランドも「あの動作音が現場に鳴り響くんだ。気が散るなと思ってたら“ブリンプ”が登場した」と語るほど。
「全編IMAX®で撮るなら『オデュッセイア』で実現するしかない」と意を決したノーランはIMAX社へ打診。「カメラの動作音を抑えて音声を同時録音できる装置を作ってくれたら、新作を全編IMAX®カメラで撮る」と約束を交わし、IMAX社の技術陣が開発に挑戦。カメラ全体をまるごと閉じ込めて駆動音を遮断する、超軽量なカーボン製の防音装置「ブリンプ(小型飛行船の意味)」を備えた新世代IMAX®カメラ(通称“ザ・キーリー”)が完成した。これにより、アクションのみならず繊細な会話劇も同じ最高峰フォーマットで撮影するという、映画史上初の快挙を成し遂げた。
しかし、ブリンプを装着したIMAX®カメラは約135kg(300ポンド)で持ち運びや設置も困難を極め、巨大な装置ゆえに、俳優たちが目線を定める際にも問題が発生。それでもノーラン監督やスタッフ陣がひるむことはなく、過酷な現場であっても6人の専任チームがどこへでもブリンプ仕様のカメラを担ぎ込み、演技中に俳優同士が自然にお互いの姿を確認できるよう鏡を設置する工夫も凝らして、見事に課題をクリアしていったという。
ノーラン監督作品「ダンケルク」や「オッペンハイマー」でアカデミー賞®撮影賞に輝き、本作でも撮影監督を務めるホイテ・バン・ホイテマは、「IMAX®カメラは偽らない。この物語は間違いなくIMAX®で伝えるべきだ。他の選択肢は考えられなかった」と語り、「嘘をつかないカメラで、とんでもない深みと解像度をもたらします。有機的な映像の最高傑作です。」と、その圧倒的な描写力への絶対的な信頼を明かしている。
撮影は、モロッコ、ギリシャ、イタリア、アイスランド、スコットランド、アメリカと世界6カ国におよぶ大規模なロケーションで敢行。荒れ狂う大海原、どこまでも続く密林や草原、燃え盛る戦火の街、そして恐ろしい怪物が潜む洞窟――。巨大なスケールで組み上げられたリアルなセットと本物の自然風景が、進化した最高峰IMAX®カメラによってスクリーンに焼き付けられている。世界的撮影監督バン・ホイテマの手腕、そして主演級キャスト陣の熱演が融合し、ノーラン監督が長年熱望してきた“映画体験の到達点”とも言える唯一無二の映像空間が完成した。
ノーラン監督は公開を心待ちにするファンへ向けて、「観客の皆さんはIMAX®で鑑賞すれば、カメラに収めた映像をそのまま楽しむことができる。鮮明な映像を楽しみ、包み込まれるような没入型の体験もできるはずだ。大きなネガを用いて撮影したから、IMAX®だけでなく、すべてのフォーマットでシャープな画質を堪能できるよ」とメッセージを寄せている。
「オデュッセイア」は9月4日から10日までIMAX先行上映を実施。9月11日から全国公開される。
【作品情報】
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オデュッセイア
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