巨匠スティーブン・スピルバーグの比類なき想像力が再び解き放たれる待望の最新作「ディスクロージャー・デイ」が、10月1日から日本公開される。このほど、奇跡のUAP(未確認異常現象)スリラー超大作誕生秘話が明らかになった。
数々の金字塔を打ち立て続けてきたスピルバーグ監督と、脚本を務める盟友デビッド・コープが再びタッグを組み世に放つのは、全人類が目撃することになる“真実”の物語。とある“最高機密”の禁断の扉が開かれる。出演はエミリー・ブラント、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、イブ・ヒューソン、コールマン・ドミンゴら。音楽は名匠ジョン・ウィリアムズが務める。
スピルバーグ監督が、再び未確認異常現象(UAP)をテーマに挑む本作の制作にいたる衝撃の舞台裏と、現代社会に対する強いメッセージが明らかとなった。スピルバーグ監督の宇宙や未知への探求心に再び火をつけたのは、現実世界で起きた地政学的な大きな波だった。2017年、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた政府の極秘UAP研究計画に関する暴露記事をきっかけに、スピルバーグ監督の心には「政府が真実を知っているのなら、なぜそれを隠し続けるのか?」という疑問が芽生え、「再び地球外生命体をテーマにした作品を作る時が来たのではないか?」と構想を温め始める。
決定打となったのは2023年7月、アメリカ連邦議会下院監視委員会で開催された「未確認異常現象(UAP):国家安全保障、公衆安全、及び政府の透明性に及ぼす影響」と題された公聴会だ。この公聴会が世界的な注目を集めたことで、スピルバーグ監督の中で「ストーリーを明確な形にする」という強い意志が固まり、創作意欲に火がついた。
制作への意志を固めたスピルバーグ監督のアプローチは、極めて現代的でありながら、巨匠ならではのユニークなスタイルであった。監督は肌身離さず持ち歩く「iPhoneのメモアプリ」を使い、日常の中でストーリーの執筆を開始した。執筆においては「まず結末(ラストシーン)から書き始め、そのエンディングに説得力を持たせるプロセスを逆算して考案する」という手法を取ったが、これは奇しくも、SF映画の金字塔「未知との遭遇」を執筆した際と全く同じアプローチであった。
長年の製作パートナーであるクリスティ・マコスコ・クリーガーには、毎日メモアプリで執筆されたストーリーが少しずつ送信された。クリーガーは「毎日のようにメモアプリからテキストが送られてきて、『次は何が起きるの?』とワクワクが止まらなかった。そして2〜3カ月後、52ページにも及ぶ新たなスリラー作品の物語が、まさにiPhone上で完成していた」と当時の興奮を振り返る。
本作は単なる娯楽SFの枠にとどまらない。現代の文化的言説である「未確認異常現象(UAP)」をめぐり、真実を隠蔽して人々の関心を逸らそうとする政府の動きや、権力者が真実とフィクションの境界線を曖昧にする現代社会を描き出している。真実を明らかにすることの難しさ、そしてその真実と直面した際に人類が選ぶのは「団結」か「分断」かという、深遠なテーマを突きつける。
スピルバーグ監督は「『未知との遭遇』では『これが全て本当だったら素晴らしいのではないか?』と考えた。だが50年近く経った今、『これが全て真実であると皆が知ることができたら素晴らしくないか?』という考えに変わった。本作のストーリーで描かれているのは、“共感”というのは世界中で分かち合うべき素晴らしい資源だということだ」と自らの意識の変化を強く語っている。
「ディスクロージャー・デイ」は、10月1日から全国公開。
【作品情報】
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ディスクロージャー・デイ
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