安田章大・のん、映画『平行と垂直』公開記念舞台挨拶登壇!

安田章大・のん、映画『平行と垂直』公開記念舞台挨拶登壇!

安田章大・のん、映画『平行と垂直』公開記念舞台挨拶登壇!

8月31日(月) 14:45

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8月29日、東京・新宿バルト9にて映画『平行と垂直』の公開記念舞台挨拶が開催され、W主演を務める安田章大とのん、メガホンをとった小林聖太郎監督が登壇した。8月28日に全国公開を迎えた本作の魅力や役づくりを通じた変化、お互いへのリスペクト、個性の尊重に対する思いなどが語られた。

観客の温かい拍手に迎えられた安田章大は満面の笑みを浮かべ“幸せ安田章大です!”と挨拶。これにつられてのんは“穏やかのんです(笑)”、小林聖太郎監督は“悲観論者の小林です(苦笑)”と自己紹介し、会場は笑いに包まれた。

前日の8月28日に公開を迎え、企画段階から本作に携わってきた安田章大は「やっと届けられるというホッとした気持ちです。まずは0から1を一緒につくってくれた(原案・脚本の)山野海さんに感謝です。そして、一緒につくり上げてくれた監督、各部署のスタッフの皆様、俳優部ののんちゃん、周りを囲んでくださったたくさんの皆様に感謝しております」と感謝の思いを口にした。

役に向き合ったことで変化した点について問われた安田章大は、人はそれぞれ違っており、それぞれの普通があることを肯定して待つことの大切さを再確認したと説明。世間で語られがちな“普通”という概念に関しても思いを語った。

安田章大:“幼少期から「普通って何なんやろうな?」と思ってきました。僕は10代の頃からスカートも履いていましたし、ネイルもつけています。人がパッと見たら、「なんでスカート?」「何ネイルしてんの?」と言われていました。それぞれの普通がちゃんとあるんで、それを「あ、そうなんですね」と空返事の相槌ではなく、ちゃんと相手に興味を持った相槌の打ち方ができるようになったらいいなと思います。そうしたら日本が変わりますし、日本が変わればアジアも変わります。夢物語に聴こえるけど、誰かが変わらないと世界は変わらないと思います。この映画をきっかけに1つひとつ変わっていけばと思います”

一方、妹の希役を演じたのんも自身に大きな変化があったと頷いた。

のん:“家族のことをやっぱり考えました。自分は家族に支えられているのが当たり前になってたなと思います。自分の活動を応援してもらったり、実家に帰ればご飯をつくってくれたりみたいなことが、いままでの自分は“亭主関白”だったなと思います(苦笑)。前よりも素直に「ありがとう」と感謝できて、「おいしい」と口に出して言うようになりました。最近は、家族の好きなものをリサーチしたり、知っているようで知らなかった部分をもっと知ろうという気持ちが芽生えてきました”

劇中できょうだいを演じた2人だが、安田章大は「演技ではあるので、お芝居なんですけど、信頼関係はお芝居じゃないと思います。相手を信頼して、心から動かされたものにこっちも心が動いていくということが起きているのが、今回の映画の中身だと思います」と語り、のんも「安田さんと演技したあの時間は、尊いものとして自分の中に残っています。安田さん演じる大貴の表情を見ると希としての感情が溢れてくるような感覚で、もう1回同じことをくり返したいくらい幸せでした」と振り返った。

また「他人にはなかなか理解されないかもしれない自身のこだわり」についての質問では、安田章大が「家では全裸生活です」と明かし、会場の爆笑を誘った。のんは「カーテンにはこだわって遮光のものを使っています」と明かし、植物を育てるまではカーテンを開けずに過ごしていたことから以前は“モグラ”と呼ばれていたことを告白。これには安田章大も「モグラって呼ばれてたの!? いきなりの告白、びっくりするからやめてくれる(笑)」と驚いていた。

お互いに「ここはかなわない!」と思ったポイントについて、安田章大は「突発的にキラーワードが出てくる、面白さですね。そういうところはかなわないです」とのんを評価。のんは「安田さんは本当に現場でも全員とコミュニケーションをとって、士気を上げてくださるんです。そういうところは本当に自分に足りないところだなって思って日々、尊敬の眼差しで観ていました。物事の辛辣な部分も美しい部分も、どちらも受け止めて、フラットに考えて言葉にされる方だなと思っていて、それは誰にもできることじゃないと思います」と尊敬の意を示した。

最後に小林聖太郎監督は「『ただ、いるだけ』というのが許される世の中になれば、もっと豊かになると思っています。(映画を)観た結果、なるほどと思っていただけたら、周りの方に面白かったと言ってもらえると嬉しいです」とコメント。のんは「大貴と希の物語が自分の中にあることで、みんなのこれからが豊かになっていったらいいなと思っています。ぜひじっくりご覧ください」と呼びかけた。

締めの挨拶として安田章大は、世の中にある寛容さや辛辣さ、時に無視してしまう態度について触れつつ、温かいメッセージを送った。

安田章大:“皆様ひとりひとりが常々、内側でそういうことが渦巻いているということを理解し合えていれば、自ずとひとりひとりの距離が近くなるでしょうし、近寄っていいタイミングがあったら、近寄れる時が来ると思います。そうすることで日本が変わるだろうし、少しずつ変わっていく世界があると思います。それぞれが思っている普通は、人によっては違うかもしれないので、否定せずちゃんとそれぞれの普通を受け止めてあげてほしいと思います。何より「一人ぼっちじゃない」ってことだけは理解してほしいです。少なくとも味方がいますということを肝に銘じてください。そして、それぞれ違っていていいってこともよく心に留めてほしいです。この映画を通じて1つひとつ、変えていければと思っています。なので、この作品を皆様が育ててください”

映画『平行と垂直』全国公開中
出演:安田章大、のん、伊島空、高山トモヒロ、谷村美月、福田転球、芦川誠、早織、久保田磨希、河野咲良、高田幸季、武藤凪、林英世/神野三鈴、菅原大吉
監督:小林聖太郎
原案・脚本:山野海
音楽:富貴晴美
主題歌:浮 with 安田章大「話そう」


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