元気な時は気付かなかったことに、病気になったり怪我を負ったりしたときに気付くことがある。
東京都在住の40代女性・Aさんが手首を骨折したときに見えていた光景は......。
<Aさんからのおたより>
以前、左の手首を骨折してしまいました。折れた当初は腫れを抑えるためにギプスの前の段階のシーネを装着し、半固定+アームホルダー(三角巾)をしていました。
その状態になると、それまで気にならなかったのに、すれ違う人たちはスマホに夢中になってることも多いことに気付き、駅のホームや街中でもぶつからないかと手首を庇いながら、ひやひやすることも多い日々を過ごしていました。
ある日用事があり電車に乗りましたが、席は全て埋まっていたため、折れてない方の手で吊り革に掴まり立っていました。
電車の中でもスマホに夢中で
怪我をしているのは手なので立ってる分には問題はありません。
ただリュックを抱え、片手で吊り革を掴んでいると、骨折している方の手を庇うこともできません。
このまま電車が混んできたら大丈夫かな、と不安になりましたが、席に座っている方々もスマホに夢中で私のことは目に入っていません。
そんな時、斜め前に座っていた女性が私に気づき、笑顔で席を譲ってくれたのです。
私はお礼と謝罪をしてありがたく座らせていただいたのですが、本当に優しさが身に染みました。
その後何度か電車を利用する機会もありましたが、隣の方が(おそらく無意識に)両肘を張り出した状態でスマホのゲームや動画に夢中になっていて私のギプスに何度もぶつかる、という場面にも遭遇しました。
日常の中での無意識の行動が誰かにとっての不安につながってるのかもしれない。私の怪我がよくなったら、あの時席を譲ってくれた女性のように人に優しく、配慮ある人になりたい、と心から思えた出来事でした。
あの時は本当にありがとうございました。この感謝の気持ちを私も別の誰かに繋いでいきたいです。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
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