彼氏と一緒に富士山に登り「この人と結婚はムリ」と思ったワケは?/びっくり体験人気記事BEST

彼氏と一緒に富士山に登り「この人と結婚はムリ」と思ったワケは?/びっくり体験人気記事BEST

8月30日(日) 15:45

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女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2021年8月7日記事は取材時の状況)

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普段は山に興味がなくても一生に一度は登ってみたいと思うのが富士山。ですが、ばく然とした憧れはあっても日本一高さを誇るだけにハイキング気分で登れるような山ではありません。

今から9年前、当時付き合っていた彼氏から富士登山に誘われた滝口梨加さん(仮名・34歳)もすぐには返事ができなかったといいます。

準備万全の彼女と前日飲み歩いていた彼氏



「魅力的な話だし、山頂からご来光を見てみたいと思いましたけど、岩場だらけでキツそうじゃないですか。
一応、中学高校と陸上部でしたが引退してかなり経っていたし、山登りなんてせいぜい高尾山くらい。それも途中までケーブルカーを利用してです(笑)。

なにより体力面以上に問題だったのは、学生時代にヒザを故障して手術歴があること。富士山の険しいコースに耐えられるかという不安があったんです」

それでも「ダメなら途中で一緒に引き返そう」との彼氏の言葉もあり、最終的に登ることを決意。それから毎日歩く量を意図的に増やし、購入したトレッキングシューズも靴ずれを起こさないように履き慣らしておくなど来るべき登山に備えていました。

「せっかく登るならしっかり準備したいじゃないですか。山に関しては素人ですが初心者なりにコンディションくらいはちゃんと整えなきゃと思って。

当時はいつも深夜まで夜更かしていましたが、登山の一週間前から毎日8時間は寝るようにしていました。ただ、彼氏はいつも通りの生活を続けていたらしく、出発前夜も友達と飲み歩いていたようです」

自分だけどんどん先に行く彼氏



登山は山梨側の吉田口からの1泊2日のルートで、5合目から出発して初日は8合目の山小屋に宿泊。2日目は山頂からご来光を眺めるために深夜のうちに出発する、余裕を持たせたスケジュールにしたそうです。

「彼氏は最初、ガッツポーズして記念撮影をしたり、かなりおどけた様子でした。登り始めてからも元気一杯でしたがピッチが早かったので『そんなに飛ばすと途中でバテちゃうよ』って忠告したんです。けど、言うことをまったく聞かなくて……。

一緒に登るどころか自分だけどんどん先に行っちゃうし、この時点で正直イラッとしていました」

2日目の山頂アタックで彼氏に異変



五合目をお昼頃に出発し、この日泊まる八合目の山小屋には午後4時前に到着と順調な滑り出し。翌日の山頂へのアタックに備え、早めに夕食を済ませて6時過ぎには就寝。夜中の12時過ぎに起き、山頂へのアタックに備えて準備を始めます。

「とはいってもメイクは通常の2~3割の簡易的なもので済ませたため、支度は15分程度で完了。体調は足に少し張りを感じましたが6時間寝て身体を休めることができたし、特に具合が悪いとかはなかったです。

でも、彼氏は初日のような元気はありませんでした。心配して声をかけると『大丈夫』と言葉少なに返事していましたが、明らかに身体が重そうな感じでした」

山小屋を深夜1時前に出発しますが、こんな時間にも関わらず登山道は山頂を目指す人たちで大混雑。

富士山を登ったことのある方ならわかると思いますが八合目から先は険しさが一層増し、梨加さんも満天の星空を見る余裕などはなく、一歩一歩、前へ進むことに必死だったといいます。

「私ですらこんな調子です。彼氏は足取りも遅いし、後から登ってくる方たちに次々と追い抜かれていきました。

わたしは彼氏に寄り添って『急がなくていいからね』と言葉をかけていたのに『足が痛い』『疲れた』など弱音を吐き始めたんです。

そもそも富士山に登ろうって提案してきたのは自分じゃないですか。こっちだって筋肉痛に加えてヒザの痛みもあり、それに我慢していたのに彼氏の態度には本当に幻滅しました」

大幅にペースダウンしたことでご来光までに山頂に登ることはできず、9~10合目の途中で拝むことになってしまったそうです。

「この人との結婚はムリ」と思うきっかけに



「それでもすごく神々しい雰囲気で登ってきた甲斐がありました。日が昇りきった後になりましたけど、山頂にもなんとかたどり着くことができたので。ただし、彼氏が『頭が痛い……』と高山病っぽい症状を訴えていたので下山をすぐに始め、そこから五合目まで一気に降りました」

富士山まで彼氏の車で来たそうですが、彼氏はアクセルやブレーキを踏むと足が痛いと言ってきたため、代わりに梨加さんが運転して帰ることに。

「自分のことしか考えておらず、このときばかりは殺意が湧きました(笑)」と振り返ります。

「しかも、彼氏の家から私の家は電車を使っても30分ほどかかるのですが、運転できないから結局送ってくれず、私は電車を乗り継いで帰宅。

この後もしばらく彼氏との関係は続いてましたが、完全に惰性で付き合ってた状態でした。富士山に登る前は結婚相手としても意識してましたが、登った後はこの人はないなって。判断するきっかけを与えてくれたので、それはよかったかなと思っています」

人は過酷な状況に置かれると人間性が現れるもの。登山を通じて彼氏の人となりをチェックしてみるのもアリかもしれませんね。

<文/トシタカマサイラスト/朝倉千夏>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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