吉永小百合、映画出演125本記念作品浅田次郎「母の待つ里」映画化決定監督は前田哲&脚本は小山薫堂

「母の待つ里」映画化!

吉永小百合、映画出演125本記念作品浅田次郎「母の待つ里」映画化決定監督は前田哲&脚本は小山薫堂

8月28日(金) 5:00

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国民的俳優吉永小百合の125本目となる出演作として、浅田次郎氏の長編小説「母の待つ里」が映画化決定、2027年秋に公開される。監督は前田哲、脚本を小山薫堂が担当、吉永にとって、初の浅田作品出演となる。

「母の待つ里」(新潮文庫刊)は、2022年に発刊され、現在までに26万部を突破している「現代の日本」を舞台に据えた長編小説。大企業の社長として孤独を抱える松永徹。定年と同時に妻から離婚された室田精一。親を看取ったばかりのベテラン医師・古賀夏生。人生に疲れた三人が選んだのは<母>の待つふるさとへの里帰りだった。囲炉裏端に並ぶ手料理や昔話。<母>と過ごす時間が三人を少しずつ変えていく……浅田次郎の最高傑作としても名高い感涙の物語だ。

これまで浅田次郎作品は、「地下鉄(メトロ)に乗って」、「鉄道員(ぽっぽや)」、「壬生義士伝」など数多くの作品が映画化されているが、今回吉永は初の浅田作品出演となる。「浅田先生原作の映画に初めて出演させて頂くことになり、嬉しくて舞い上がっています」と吉永、一方の浅田は「吉永小百合さんに『母の待つ里』のちよを演じていただくのは、昭和の時代に生まれ育ったひとりの小説家として望外の幸せを感じます」とコメントし、ふたりの互いへの深い敬意と期待が滲む。

脚本は、斬新なテレビ番組を数多く手がけ、さらには、第81回米アカデミー賞外国語映画賞をはじめ国内外問わず数々の賞を総なめにした「おくりびと」(2008)を担当した小山薫堂。映画の脚本は、「湯道」(2023)以来、3年ぶりとなる。「こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話」(2018/大泉洋主演)、「老後の資金がありません!」(2020年/天海祐希主演)、「九十歳。何がめでたい」(2024/草笛光子主演)と話題作を発表し、登場人物たちを魅力的に輝かせる前田哲監督が、吉永小百合と初タッグを組む。

撮影は、岩手県遠野を中心に、今年5月からスタートし、春夏編は7月でクランクアップ。今後、秋、冬の期間も撮影し、四季の移ろいを通して、日本の原風景を切り取り、登場人物たちの心情や人間関係の変化を映し出していく。来年1月に撮了予定。公開は来年2027年秋予定。

▼コメント全文

■吉永小百合
15才で映画俳優になり、好運に恵まれて今日まで歩いて来ました。「母の待つ里」は、私にとって125本目の映画です。浅田先生原作の映画に初めて出演させて頂くことになり、嬉しくて舞い上がっています。
そして、前田監督の若々しいエネルギーをしっかり受け止め、「心の母」をひたむきに演じたいと、祈る様な思いです。5月にクランク・インして、これから秋編、厳しい寒さの中での冬編の撮影に入って行きますが、スタッフ、キャストの皆様と共に、来年秋の公開に向けて力を尽くします。

■浅田次郎(原作)
思い起こせば高倉健さんに「鉄道員」の佐藤乙松を演じていただいてから、四半世紀あまりの歳月が流れました。
そして今、吉永小百合さんに「母の待つ里」のちよを演じていただくのは、昭和の時代に生まれ育ったひとりの小説家として望外の幸せを感じます。私たちは人間らしい自然な営みを忘れて、便利さと快楽の追求でしかない不自然の中で生きています。ちよさんはそんな私たちにとって、虚も実もない、あらたかな自然そのものです。

■小山薫堂(脚本)
「ふるさと」への想いをクリエイティブの根幹にしてきた田舎者の自分が、「ふるさとを持たない人たちの心を描く」・・・
これは私にとって一つの大きな挑戦でした。
しかも原作は、敬愛する浅田次郎先生。そして主演はまさかの吉永小百合さん!この作品はいわば、都会の暮らしに疲れた大人たちを癒す現代のおとぎ話ですが、この夢のような座組での映画に携わること自体が、自分にとってのいちばんのおとぎ話でもあります。

■前田哲(監督)
今回映画作りをご一緒してつくづく感じたことは、吉永小百合さんは心の中にいつも他者へのギフトを持ってられる方であるということです。
それは、映画「母の待つ里」の主人公ちよが、悲しみも苦しみも寂しさも包むように全てを受け入れて、命ある限り懸命に「母」として生きていく姿そのものであります。
損得もなく見返りも求めず、切実な思いに駆られて行動する姿そのものが希望であり、暗闇にさす光だと思っています。
浅田次郎先生の原作にあるスピリットをしっかりと引き継ぎつつ、多くの方達にギフトを届けることができるよう丁寧に制作しております。
映画の完成までしばしお待ちください。

■岡田有正(企画・プロデュース/「老後の資金がありません!」、「九十歳。何がめでたい」ほか)
圧倒的な美しさと気品で時代を彩り、日本映画界の光であり続ける吉永小百合さんを主演にお迎えし、浅田次郎先生の「母の待つ里」を映画化できることを大変光栄に思います。
不寛容さと孤独感が漂う現代において、本作は傷ついた人々に寄り添う母を通じて描かれる「誰もが思い当たる節のある現代の物語」です。
どれほど時代が変化しようとも、決して失われてはならない人と人との繋がり、移ろいゆく日本の美しい四季や自然とともに、かけがえのない暮らしを時間をかけて丁寧に描き出し、映画館のスクリーンを通じて、「こころのふるさと」を世界の皆様へお届けいたします。

【作品情報】
・ 九十歳。何がめでたい

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(C)新潮社
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