北村匠海ら“4人の大地”のまなざし「しびれ」アザービジュアル&撮影秘話

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北村匠海ら“4人の大地”のまなざし「しびれ」アザービジュアル&撮影秘話

8月28日(金) 12:00

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北村匠海が主演し、宮沢りえが共演する映画「しびれ」(9月25日公開)。主人公・大地のまなざしで構成されたアザービジュアル、それぞれのソロカットと大地を演じた4人が撮影を振り返るコメントが公開された。

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本作は、「佐々木、イン、マイマイン」で高い評価を得た内山拓也監督による最新作。内山監督自身の故郷である新潟を舞台に、居場所とアイデンティティを模索する少年の物語を自伝的作品として描き出す。

主人公の大地の20年間を紡いでいくのは、時系列順に、穐本陽月、加藤庵次、榎本司、そして北村匠海の4人。内山監督曰く、幼少期から少年期の大地を演じた榎本、加藤、穐本の起用理由について、顔が似ていることよりも、心の窓である目から宿るものを重視したそうで、「(声を発しないという役柄のため)それぞれの“目”を通じてこの大地という役に向き合える人であれば、たとえ顔が似ていなくても構わないという考えで最終的な選定を行いました」とオーディション時を述懐する。

威圧的な父親への恐怖心から声を失うことになる幼少期を演じた穐本は「お父さん役の永瀬さんの演技の迫力がすごくて、ガチ泣きしちゃいました。お母さん役の宮沢りえさんのことが心配になったけど、終わった後『全然大丈夫だよ』って言っていたからちょっと安心しました。切り替えがすごいなって思いました」。なお、穐本は北村のロックバンド、DISH//が2023年にリリースした「いつだってHIGH!」MVにエキストラ出演して以来、北村にずっと憧れていたそう。今回直接の共演はなかったものの「かっこいいし、演技もじょうずで……。声を出さずに、表情だけで怒りが伝わってきたからすごいなぁって」と憧れがさらに増している様子。

家になかなか帰ってこない母親とプレハブで暮らす少年期の大地を演じたのは、「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(24)で吉沢亮演じる主人公の子供時代を演じた加藤庵次。「しびれ」撮影前の準備期間では、役柄同様に、洗濯、料理、皿洗いなど、家事をひとりで完璧にできるように練習していたという。また、加藤のパートのラストで待ち受ける、ある展開について「湧いてきたのは、悲しみとか怒りとかじゃなく、とにかく“虚無”って感じ。感情がずっとぐるぐるして、大地なのか庵次なのか分からなくなる瞬間があったけど、でも監督が「庵次の気持ちが大地の気持ちだよ」って言ってくれて、それはすごく良いことだなと思えました」と振り返る。北村については「『もうやめて』って引き留めたくなるぐらい、お芝居が迫ってきました」と語った上で、「勉強になったのは、北村さんの“目”のお芝居。視点をどこに置くか、目の強さ……小さな動きだけで感情が分かる。いろんな表現の仕方があるんだな、と思いました」と明かす。

そして、成長し、叔母の家に身を寄せながら居場所を探し続ける大地を演じたのは、公開中の「キングダム 魂の決戦」で万極の少年期を演じ、話題となった榎本司。セリフがない中で感情を表現するために、バスター・キートンのサイレント映画を観て研究したという。さらに「喉を引っ張ったり、爪を噛んだりといった大地の癖が無意識に出るようになるまで、繰り返しやっていました。学校に通いながらだったので、役と自分の生活のギャップにちょっと混乱もしたけれど、徐々に大地の気持ちになっていく感覚を掴めましたし、これが“役作り”ってことなんだと思えました」。なお、加藤も榎本も、自分が出演するパート以降の台本はあえて渡されなかったそうだ。「逆に、未来を知らない方が、僕が演じる“過去”にリアリティを持たせられるんじゃないかと思っていました。僕たちがバトンを繋いでいった結果、あのようなラストにつながったんだと思うと、とても嬉しかったですね」(榎本)。

言葉を発しない代わりに、それぞれが無垢で力強いまなざしで、心の奥底に渦巻く寂しさや母親への愛情の表現を積み重ねてきた3人。そんな3人からのバトンを受け継ぐ形となった北村は「3人とも過酷な撮影にチャレンジしていて、スクリーンの中に映る彼らは紛れもなく大地でした。目の前に起きていること、考えていることを言葉にしたいけれどできない現実に体当たりで向き合っているそれぞれの姿に僕は涙しました」とコメント。続けて「現場のみなさんが、ずっと3人の大地を見てきて、それぞれが大地を大切にしてきたと思うんです。それを僕は日々ダイレクトに感じてしまって。だから僕は、彼らからバトンを受け継ぐ“4人目の大地”として役をやり遂げねばと。そして最後はそのバトンを監督に返すような気持ちでした。監督は“5人目の大地”だと思っています」と語った。

「しびれ」は9月25日より公開。

【作品情報】
・ しびれ

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(C)「しびれ」製作委員会
映画.com

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