8月24日、俳優の千葉雄大が久々にInstagramを更新し、その“激痩せ、ビジュ変”がネットで話題になっている。女優・伊藤沙莉とおそろいのSEX&THE CITYのTシャツを着た千葉は、誰だかわからないほど。
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これに先立つ8月5日にも、都内で行われた映画『ミニオンズ&モンスターズ』(8月7日公開)のジャパンプレミアに千葉雄大が登壇し、ビジュアル急変が注目を集めていた。
千葉といえば、昨年ごろから“激太りした”と度々ネットで話題になっており、最近ではその恰幅のよさから千葉ならぬ“北海道雄大”というあだ名までついてしまっていた。
ところがジャパンプレミアではすっきりしたフェイスラインに戻り、さらに24日のInstagramでは昔以上にスマートに見える。SNSでは≪ビジュ戻ってる、すごい≫、≪これ最新の千葉雄大?一時期顔パンパンだったのに≫、≪どうやって顔の肉落としたの…5カ月で何したの…≫といったコメントが並んだ。
37歳を迎えた千葉雄大の“新境地”
“ビジュ変”で注目が集まる千葉雄大だが、近年は幅広い役どころを演じ、俳優として急成長。また、本人のキャラクターも激変しつつある。
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2025年7月放送開始のドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(テレビ朝日系)では、裏で犯罪行為を働くサイコパスな役柄を演じたほか、今年1~3月期のドラマ『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』(テレビ朝日系)では、不倫や裏金問題などに翻弄される貫禄のある二世政治家を演じている(激太りは政治家の役作りのためだという説もある)。
今年で37歳を迎えた彼の“新境地”に至るまでの変遷について、改めて深掘りしていこう。
“かわいい”に葛藤、「素は腹黒いです」
千葉は2010年にスーパー戦隊シリーズ『天装戦隊ゴセイジャー』で、主人公の『ゴセイレッド』役をオーディションで勝ち取り、21歳で俳優としてのキャリアをスタート。
翌年からは、人気少女コミック『桜蘭高校ホスト部』の実写ドラマ(2011)・映画(2012)、中島健人主演のラブコメ映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2016)、そして菅田将暉や野村周平、竹内涼真などイケメン若手俳優が集結した漫画原作の実写映画『帝一の國』(2017)など、ヒット作に続々と出演。
キュルっとした子犬のような瞳を持ったその甘いルックスから、キュートでさわやかな役柄が多く、自然と彼のパブリックイメージは“かわいい”といったものになっていった。
プライベートでも“ぬいぐるみ好き”を公言するなど、素の“かわいさ”について時折語ることもあるが、実はこうした世間のイメージに彼自身、葛藤を抱くこともあったという。
2017年6月2日に放送された朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)内にて、千葉は周囲から“かわいい”と言われることについて「自分はそれだけの人間なのかな」、「同世代の役者さんと比べて焦りもあった」と、率直に自身の心境を語っていたのだ。
また2022年のオリコンニュースのインタビューでも、世間からのイメージについて「葛藤というか、面倒くさいなって思うことはありましたね(笑)――そういうイメージを求められて困ったことはありました」と述べている。
そして千葉は、のちにこうした自身に対するイメージを認めつつ、自分の素の部分にある“腹黒さ”と結びつけることで、単なる“かわいさ”から少しダークな“あざとさ”に変換し、葛藤を吹っ切っていったそうだ。
転機は『久保みねヒャダ こじらせナイト』?
そんな千葉のイメージがいい意味で払しょくされたと感じられるきっかけが、フジテレビ系バラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』にゲスト出演したことではないだろうか。
大ヒット漫画『モテキ』の作者である久保ミツロウや、音楽プロデューサーのヒャダイン、文筆家・コラムニストの能町みね子など、文化人がMCを務めるこの番組に、千葉が出演し始めたのは2014年の25歳のころ。
そこから不定期で度々ゲストとして出演していたが、2015年には同番組のスピンオフとして放送された企画『千葉ヒャダこじらせ男子旅』で、もともとプライベートでも親交のあるヒャダインとの男二人旅の様子が放送され、番組視聴者から大きな反響があった。
その後もこの企画は不定期で放送されているが、そのなかでは、泡風呂の中で大胆に“Ⅴ字開脚”する千葉の姿や、ヒャダインと軽快なコントを披露する姿など、俳優としてではなく、素の千葉雄大の面白みが際立っている。
ネットでは同企画の放送後、こんなコメントがあふれた。
≪千葉雄大ぶっ飛びすぎてめちゃくちゃ笑う≫
≪千葉雄大のポテンシャル高すぎる≫
≪『男子旅』初めて見たけど千葉雄大好きになったw≫
『久保みねヒャダ こじらせナイト』では千葉の振り切ったギャグセンスや、彼の“あざとかわいい”に隠れていた人間性が垣間見え、新たな魅力が開花するターニングポイントだったと言えるのではないだろうか。
執筆に監督に……こじらせ力が開花するとき
プライベートの素の姿が徐々に世間に知れ渡って彼のパブリックイメージが変化していく中、俳優業のみならず、監督や脚本、執筆業などでの活躍も増えている。
5人の俳優が25分以内のショートフィルムを制作するWOWOWの企画『アクターズ・ショート・フィルム2』にて、千葉が初の監督・脚本を務めた作品『あんた』(2022)では、千葉本人と伊藤沙莉が共演し、恋人でも家族でもない絶妙な関係にある男女の会話劇を描いた。
この作品はカナダで毎年開催される国際テレビ・メディア番組の祭典「バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル」で、優秀作に贈られる『ロッキー賞』のShort Form Fiction部門にノミネートされるなど、高い評価を得ている。
「素直になれないひねくれ者です」
また、新潮社の発行する月刊文芸誌『波』では、2026年4月号から自身初のエッセイ連載「家賃を払わない同居人」がスタート。愛犬との暮らしを通して感じた日常の変化や、自身の気持ちについてやさしく綴っている。
「自分が生きた痕跡を世の中に残すということが、なんとも小っ恥ずかしく、素直になれないひねくれ者です」(連載開始へのコメント)という千葉が、犬との暮らしなら書けると、オファーを受けたそうだ。
ちなみに千葉は大学生時代から『波』を読んでいたと語っており、かなりコアな文学好きだった模様。エッセイに続き、今後“小説家デビュー”する日も近いかもしれない……?
俳優としても、それ以外でも、着実に厚みを増す千葉雄大。今後はどのように化けていくのか、彼の成長から目が離せない。
<文/瑠璃光丸凪(A4studio)>
【瑠璃光丸凪】
編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。興味のあるジャンルは、アングラ・音楽・ファッションなどサブカルチャー全般と、ジェンダー問題、政治経済問題について。趣味はレコード集め。
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