リドリー・スコット監督が、「プロメテウス」「エイリアン コヴェナント」に続く「エイリアン」前日譚の第3弾を構想していると明かしたと、米バラエティが伝えている。
「プロメテウス」は、1979年公開のSFホラー「エイリアン」の前日譚として、リドリー・スコット監督が2012年に発表したSF映画。人類の起源を探る調査隊が宇宙船プロメテウス号で未知の惑星を訪れ、人類を創造したとされる異星人「エンジニア」や、後にゼノモーフを生み出す生体兵器と遭遇する。アンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)も、この作品から登場している。2017年には続編「エイリアン コヴェナント」が公開された。
構想中の第3弾は、この前日譚3部作の完結編にあたる。「エイリアン コヴェナント」は、デヴィッドが入植者たちとゼノモーフの胚を乗せた宇宙船で新たな惑星へ旅立つところで幕を閉じており、続編はその後デヴィッドが「自分だけの新世界」を築いていく様子を描くという。スコット監督は、暴走すれば爆弾のようなものだと、このAIキャラクターへの関心を語っている。デヴィッドという「暴走するAI」の設定が生まれたのは2012年の「プロメテウス」までさかのぼり、生成AIが急速に普及した今の状況を先取りしていたとも言える。実際の生成AIとの競争について問われると、スコット監督は画作りでは負ける気がしないとしつつ、その到来は避けられないとの考えを示した。
この構想自体は「エイリアン コヴェナント」の公開前から監督が語っていたものだが、同作が前作「プロメテウス」の世界総興収4億300万ドルから2億4000万ドルへと大きく落ち込み、興行的に振るわなかったことで、事実上棚上げになっていた。今回のインタビューで、あらためて実現への意欲を語った形だ。
88歳の監督は現在も精力的だ。今週末には新作「ラスト・サバイバー」が日米同時公開されるほか、ヒュー・ジャックマンを海賊ロング・ジョン・シルバー役に迎えた「宝島」の新作映画の撮影も11月に始まる予定で、Netflix「アドレセンス」でエミー賞助演男優賞を史上最年少で受賞したオーウェン・クーパーも参加するという。
【作品情報】
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ラスト・サバイバー
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