トム・ハンクスが、米国で大ベストセラーとなった小説の映画化で主人公を演じる方向で交渉に入ったと米デッドラインが独占で報じた。ワーナー・ブラザースが映画化権の取得で最終調整に入り、契約書の作成段階に進んでいるという。
原作はアレン・リーバイの「Theo of Golden(原題)」で、ゴールデンという架空の町に、テオという男がやってくる。テオは喫茶店に飾られていた住民たちの鉛筆画の肖像を買い取り、描かれた本人のもとへ一枚ずつ返して回る。その訪問を通して住民それぞれの物語と関係が浮かび上がり、テオもまた過去に抱えた悲劇と向き合っていくという物語。
リーバイは、70歳を目前にして初めて小説を書いた人物だ。13年間の弁護士生活を経てシンガー・ソングライターに転じ、2023年、宣伝らしい宣伝もないまま自費出版でこの本を世に出した。
売れ行きを押し上げたのは口コミだった。姪のアロン・リッチーが本を人目に触れさせようと奔走し、ワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズが相次いでリーバイの経歴を取り上げた。オプラ・ウィンフリーが自身のポッドキャストで著者と本を紹介すると、売れ行きは一気に伸びた。
2025年10月には大手出版社のサイモン&シュスターから改めて刊行され、米国だけで350万部を超えた。43の言語に翻訳され、オランダ、イタリア、英国では1位を記録している。
製作は、「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」「しあわせの隠れ場所」など小説の映画化を数多く手がけてきたギル・ネッターと、ハンクスが長年組んできたゲイリー・ゴーツマン、そしてハンクス自身が務める予定だ。著者のリーバイも製作総指揮として加わるという。
【作品情報】
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ライフ・オブ・パイトラと漂流した227日
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