「脱いでチヤホヤされるだけで高収入」は大間違い…元セクシー女優が明かす“過酷すぎる撮影現場”

※画像は生成AIによるイメージです

「脱いでチヤホヤされるだけで高収入」は大間違い…元セクシー女優が明かす“過酷すぎる撮影現場”

8月28日(金) 15:53

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元セクシー女優ライターとして活動していると、「セクシー女優なんて脱いでチヤホヤされるだけで高収入じゃん」「ラクな仕事だね」といった悪口を言われることがあるが、毎回この手の発言を向けられると私は憤慨する。どんな商売も“〇〇するだけ”では済まず、その界隈に身を置く人間にしか理解できない苦労が必ずあるからだ。

長時間拘束とプレッシャーに耐える過酷な撮影現場

特に引退後、私はセクシー女優という存在のスゴさを改めて感じた。よくよく考えたらかなりのハードワークで、常にアンチが付きまとうし、人付き合いも多い。

コミュニケーション能力◎、パフォーマンス◎、体力◎、ルックス◎、メンタル強めでないと務まらないなんて、すべてがハイレベル過ぎる。業界から「これらができて当たり前」と要求されるからこそ、「絶対にラクではない」と言い返したくなってしまうのだ。

メーカー専属や単体作品の場合は、スタッフの人数が多いうえ、12時間以上の拘束時間が基本となる。大勢の人に全身を見られるだけでも普通に考えれば超・緊張するのに、それを半日〜下手すると20時間近くこなすため、心も体もタフでないとやっていけない。

ほぼ一発撮りのプレッシャーもまた大きく、1日のタイムスケジュールを少しでも遅らせるものかと強く意識するのも、相当な疲労を覚える一因だ。

現場は常にバタバタしていて、気が休まる時間は皆無。高収入でも、労働時間の長さや作業量を考えると本当にブラックで、タイムイズマネーの精神が強過ぎると「こんなのやってられん」と早々にリタイアする人も少なくはない。

特に効率重視の稼ぎ方をしたいタイプからすると、“待ち”やヘアメイクにかかる時間(1時間以上は必要)、入念な契約書確認などがめちゃくちゃ面倒くさく、「これ、もっとパッパとできないの?」と思ってしまうからだ。要するに、多少の忍耐力がないとセクシー女優は務まらない。

半年続けばベテラン扱い…熾烈な競争を生き抜く力

新人なら右も左もわからず、恥ずかしさと緊張でモジモジしていても怒られないだろう。しかし3本以上現場をこなせば徐々に求められることが増える。業界は半年続けばベテラン扱いで、全く仕事ができないと戦力外組の仲間入り。顔が良くて仕事ができる、おまけにコミュニケーション能力が高い女優が多く入ってくるせいで、淘汰されるまでの時間もあっという間なのだ。

荒波の中を生き抜かねばならないこのサバイバル感……。セクシー女優たちはこれらを何の気なくこなしているけれど、外の世界に出た人間からすれば「スゴい」という単純な感想が、つい口から出てしまう。マルチタスクが求められるといっても過言ではなく、頭がキレてフットワークが軽い人材が重宝されると思うと、誰にでもできる商売ではないと断言できる。

コミュニケーション能力が求められる理由

「私、陰キャなんですよ」と口にする女優は大勢いるが、陰キャとコミュ力低めはノットイコールである。本当の性格がおとなしくてもコミュニケーション能力に問題がなければ有利だし、反対に人付き合いが極端に苦手だと大勢が集まる現場で損をしやすい。

例えば共演が必要な現場は、他の演者と関わらざるを得なくなる。ここで「一緒に写真撮りましょう!」と言えるような人はかなり有利で、そこまでとはいかずとも多少世間話くらいはできないと「協調性がないのか?」と制作陣から疑われ、あまり印象が良くない。

ツンケンしていたら一気にイメージダウンで、マネージャーにベッタリよりも自らコミュニティを広げられる方が仕事を広げやすく、仲間内から別のオファーがもらえるなど利点が多い。

事務所やメーカーに対して愛想良くするのは当たり前として、演者同士で表立ってバチバチなど、今は考えられない話。

“そういう時代じゃない”のもあるが「場がスムーズにいくことが何よりの成功」というのを理解した女の子が集結するからこそ、本当は陰キャであっても一踏ん張りするのだ。売れっ子はもちろんのこと、現場をいくつもこなすプロセクシー女優たちは、撮影以外の部分にもきっちりと気を払う。

わがままは通用しない…売れっ子女優に共通するプロ意識

人気商売だからといって、思ったほど我は通せない。「人前に出る=わがままし放題」ではなく、好き勝手が許されないのを最初から心得た若い女優が多いのも業界のスゴいところだ。

求められる項目が本当に多い世界で生きること自体が「スゴい」のだが、近頃の女の子たちはさらにその上をいく。今はビデオ撮影以外の仕事も多く、常にSNSも動かしていなければならないため、かなり忙しいはず……。

尊敬すべき稼働量と強いメンタル、多忙スケジュールをこなす健康体などをすべてひっくるめると、かなり過酷な仕事といえるだろう。

引退して数年経つが、ライターとして座りっぱなしで、大勢に囲まれない生活を送る私は、だいぶプロ意識がなくなった。この記事を執筆した今、「売れっ子女優の持つポテンシャルや気質を見習わねば」という反省の気持ちが芽生え始めている。

文/たかなし亜妖

【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。

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