綾瀬はるか主演、100%負けると言われた日本初のハラスメント裁判に挑み、時代の「常識」に挑んだ女性たちの姿を描く痛快リーガルエンターテインメント「ファーストボイス」。綾瀬が演じる主人公・朝日弁護士の“弁護士”と“三児の母”の姿を捉えた場面写真、前田哲監督のコメントが公開された。
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【動画】「ファーストボイス私たちの逆転裁判」特別映像バブル経済絶頂期の1989年を舞台に、型破りな弁護士たちの実話に着想を得て前田哲監督が映画化した本作は、当時「常識」と片付けられていた世間の偏見や理不尽なハラスメントに対し声をあげて立ち上がった女性たちの闘いを描く。
ディスコでミラーボールが煌めき、日本が好景気に沸いたバブル経済絶頂期の1989年。女性は結婚までの“腰掛け”として働く存在だと、多くの人が思い込んでいた時代。日本で初めて「ハラスメント」が“事件”となった。この裁判を一つのきっかけに、国は法を改正。社会の“常識”とルールは大きく転換していった。この度、その背景で、新たな未来を切り開こうと挑み、声を上げることを諦めなかった型破りな弁護士たちの実話に着想を得た物語だ。
前田哲監督もは綾瀬を主演に迎えたことについて「綾瀬はるかさんとはいつかご一緒したいと、ずっと思っていました。やっとご縁と運が重なり、本当にうれしかったです。綾瀬さんに引き受けていただけたことで、朝日弁護士は人の痛みに寄り添う包容力と優しさを持ち、周囲を気遣いつつ、ピンチをチャンスに捉えて前を向いていく、おおらかでちょっと慌てん坊でお茶目な面がある人間味溢れるキャラクターになりました。僕としては『エリン・ブロコビッチ』をイメージしており、そういった痛快な物語にも綾瀬さんはぴったりです」と太鼓判を押している。
劇中、未知なる挑戦を前にしても「始めてみなければ、始まらない。レッツ・ビギンよ!」「ワクワクしてきたわ」と笑顔を見せる朝日。その姿に、観る側まで前向きな気持ちにさせられる。そんな朝日の魅力は、場面写真からも垣間見ることができる。法廷で凛とした表情を見せ、100%負けると言われた裁判に毅然と立ち向かう弁護士としての姿。その一方で、仕事に家庭に目まぐるしい日々を送りながら、三児の母として我が子に愛情を注ぐ姿も捉えられており、朝日が抱える“弁護士”と“母”という二つの顔が切り取られている。
そして、そんな朝日の魅力は撮影現場での綾瀬の振る舞いにも表れていた。2025年11月から2026年1月に行われた撮影では、寒さの厳しい日々が続いたが、現場の中心には“愛される座長”としての綾瀬の姿があった。女性弁護団のキャストたちと衣装について語り合ったり、個性豊かな女性弁護団が並ぶ姿を見て「戦隊モノみたい」と盛り上がったりと、撮影の合間には気兼ねのない会話を繰り広げる一方、本番になると朝日のキリリとしたセリフで周囲を引き込む。オンとオフを自在に切り替えながら、柔らかなリーダーシップで自然とチームをまとめていく姿は、まるで朝日そのものだった。
前田監督も、「彼女の存在自体がみんなを照らし、幸せな気持ちにする、希望のような存在でした」と語り、「綾瀬さんは、“もうワンテイク”とお願いした時にこちらの意図をすぐにキャッチしてくれる。意思疎通のスピード感もすばらしかったです」と絶賛。綾瀬が持つ周囲を明るく照らす力と、役柄への確かな理解力が、朝日というキャラクターにさらなる説得力を与えている。そんな綾瀬の魅力が最も強く現れたのが、物語のクライマックスとなる最後の口頭弁論シーンだ。
「誰もが差別を受けることがない社会の実現」という本作の核となるメッセージを、朝日が法廷で訴えかけるこの場面。台本約4ページにもわたる長ゼリフを、綾瀬は静かな力を帯びた声とまっすぐな眼差しで演じ切った。すると、共演するファーストサマーウイカや松本穂香が涙をこぼし、傍聴席に並んだエキストラの中にも目頭を押さえる人の姿が。綾瀬の演技がカメラの前だけでなく、その場にいたキャストやスタッフの心まで動かした瞬間だった。
真っ赤なスーツで法廷に立ち凛とした表情を見せる朝日の姿からも、このシーンに懸けた綾瀬の熱量が伝わってくる。前田監督がキャストの演技を称える際に見せる“丸”のポーズも、このシーンでは現場を包む一体感につながった。カットがかかると、ウイカや松本が腕を掲げて大きな丸を作り、綾瀬も笑顔を見せる。よりよい未来を願う登場人物たちの情熱が確かに伝播し、撮影現場はお互いへのリスペクトと一体感に包まれていた。
前田監督は「とてもスペシャルな方で、綾瀬さん演じる朝日弁護士から、この世の中も捨てたもんじゃない、生きていく価値のあるものだと感じていただけたら嬉しいですね」と思いを述べている。
困難な状況に直面しても「ワクワクしてきたわ」と前を向き、誰かの痛みに寄り添いながら、未来へ進む力を与える朝日弁護士。法廷で見せる凛とした表情も、子どもたちに向ける柔らかな眼差しも、どちらも朝日という一人の女性が持つ一面だ。その姿は観る人の背中をそっと押してくれるに違いない。「ファーストボイス」は10月2日公開。
【作品情報】
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