「ワン・バトル・アフター・アナザー」でアカデミー賞を受賞したポール・トーマス・アンダーソン監督が、極秘にコンサート映画を製作していたことが明らかになったと、米デッドラインが報じている。米インディーロックバンド、ギースのフロントマン、カメロン・ウィンターの単独公演を収めた作品だという。
アンダーソン監督はウィンターが2025年12月にカーネギー・ホールで行った単独公演を、35mmと16mmのフィルムで撮影していた。存在はこれまで明らかにされていなかったが、北米配給権をジェイナス・フィルムズとクライテリオンが獲得したことで公になった。両社は、世界の名作映画を復刻・配給することで映画ファンから絶大な支持を集める配給・ソフトメーカーだ。共同製作にはベニー・サフディ(「アンカット・ダイヤモンド」)も名を連ねている。
全米公開は、35ミリフィルムでの上映を軸としたロードショー形式をとり、11月20日から順次始まるという。
アンダーソン監督が音楽をテーマにした作品を手がけるのは、今回が初めてではない。2015年には、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドとのインド遠征を追ったドキュメンタリー「Junun(原題)」を撮り、2019年には同じくレディオヘッドのトム・ヨークを主演に迎えた短編「ANIMA」をNetflixで発表している。グリーンウッドは、アンダーソン監督の「ザ・マスター」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の音楽も手がけてきた盟友で、「ワン・バトル・アフター・アナザー」でも作曲を担当し、2007年の「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来6作目のタッグとなった。同作の音楽はアカデミー作曲賞にもノミネートされている。このほか、女性3人組バンドのHAIM(ハイム)のミュージックビデオを10本以上手がけており、同バンドのアラナ・ハイムを主演に迎えた「リコリス・ピザ」(2021)も監督している。
なお、アンダーソン監督は今年、「ワン・バトル・アフター・アナザー」でアカデミー作品賞・監督賞など6部門を受賞している。
【作品情報】
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ワン・バトル・アフター・アナザー
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