女性視点で描かれる禁断のエロティシズム「月がみている」予告編&ポスター公開フランス映画界の名優バンサン・ペレーズも出演

女性視点で描かれる禁断のエロティシズム「月がみている」予告編&ポスター公開フランス映画界の名優バンサン・ペレーズも出演

8月26日(水) 9:00

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「失楽園」で知られる作家・渡辺淳一の一編「シャトウ ルージュ」を、娘の渡邉直子監督が女性視点で再構築した映画「月がみている」の予告編とポスターが公開。また、フランス映画界の名優バンサン・ペレーズの出演も決定した。

原作は、渡辺作品のなかでもとりわけ議論を巻き起こし、“映像化不可”とも言われてきた一編「シャトウ ルージュ」。フランスの美しい古城を舞台に、愛と性をめぐる男女のすれ違いと再生が描かれる。監督を務めたのは、長年映画プロデューサーとして活躍してきた渡辺の娘、渡邉直子。父が遺した物語に、女性ならではの新たな視点を加え大胆に再構築した。出演は毎熊克哉、小島梨里杏、黒木瞳、西岡德馬、吉田羊ら。

エリート医師、原田克彦(毎熊)は大企業オーナーの娘、月子(小島)と入籍し、順風満帆な結婚生活を送っているはずだった。しかしお嬢様育ちゆえか、月子は克彦の性的な求愛を受け止めきれず、克彦は不満を募らせるばかり。一計を案じた克彦は、妻の留学先であるフランスでの休暇を提案。しかし狙いはバカンスによって親密になることではなく、性的レッスンを施すとされる謎の“城”に彼女を幽閉することだった。

今回新たなキャストとして発表されたのは、「インドシナ」「王妃マルゴ」などで知られるフランス映画界を代表する俳優バンサン・ペレーズ。演じるのは、克彦が月子を預けるフランスの古城“シャトウ”で暮らす謎の男・Z。物語の鍵を握る存在として、スクリーンに唯一無二の存在感を放つ。ペレーズは出演にあたり、「脚本の繊細さ、静寂や視線、言葉では必ずしも表現しきれないものに対して、あらゆる要素に重要な余白を与えている点に、すぐに心を打たれました」とコメントを寄せた。

公開されたポスタービジュアルには、欲望を解放し、これまでとは異なる表情を見せる月子と、苦悩を抱えた克彦の対照的な姿が。二人を隔てるのは、“シャトウ”と呼ばれるフランスの古城。「愛していた。憎むほどに」という不穏なキャッチコピーとは裏腹に、淡い夕映えの光が二人を優しく包み込む印象的なデザインに仕上がっている。

あわせて披露された予告編は、月子が何者かに誘拐される衝撃的なシーンから幕を開ける。監視カメラが設置された城の一室に閉じ込められた月子の様子を別室から見つめる謎の男女。妻との関係に悩みを募らせた克彦が月子に受けさせようとしていたのは、この城で施されるという“性のレッスン”だった。それぞれの思いが交錯するなか、次第に明らかになる城の本当の姿とは──。

「月がみている」は、11月20日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。ペレーズからのコメント全文は以下の通り。

■バンサン・ペレーズ

脚本の繊細さ、静寂や視線、言葉では必ずしも表現しきれないものに対して、あらゆる要素に重要な余白を与えている点に、すぐに心を打たれました。この映画は、渡邊直子監督のお父様が書かれた小説「シャトウ ルージュ」が原作となっており、今、その娘である彼女がこの物語をスクリーンに映し出すために監督をしているのです。
映画の中心には、二つの世代間、文学と映画の間、そして父と娘の視線の間における「継承」が存在しているのです。直子監督は単に小説を映像化するにとどまらず、深い敬意と自由な発想を持ちながら原作を自分なりに解釈し、独自の感性を吹き込んでいます。この親密で、どこか密やかな奥深さを持った側面に惹かれ、この映画に参加したいと強く思いました。
映画は完成した時点で終わるものではありません。それを見る人々の目と心の中で、生き続けるのです。「月がみている」が、上映後も長く皆様の心に寄り添い続けますように。

【作品情報】
・ 月がみている

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