坂口健太郎主演、中野量太原案・脚本・監督の「私はあなたを知らない、」から坂口と中野監督の対談インタビュー映像(https://youtu.be/MfylhRW3VGg)が披露された。併せて中野監督と高校の同級生だったというブラックマヨネーズ・吉田を筆頭に、本作をいち早く観たお笑い芸人、作家ら23名からのコメントが寄せられた。
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【フォトギャラリー】「私はあなたを知らない、」公開直前大ヒット祈願イベントの模様本作は、“家族”をテーマに作品を撮り続ける中野監督が描くユーモアと愛情に満ちた渾身のヒューマンサスペンス。狂おしいまでに”家族“という幸せの形を追い求め、愛する人を殺めてしまうという重い罪を犯してしまった孤独な青年を坂口が演じるほか、早瀬憩、堀田真由、倉田瑛茉、滝藤賢一、原田美枝子らが共演。
インタビュー映像は、坂口が初めて脚本を読んだ際の印象や、監督が「人を殺める」という題材に挑んだ理由、さらに完成した作品を観た坂口がその魅力と理由などを語っている。
本作で初タッグを組んだ坂口と中野監督。撮影の約1年前に初めて顔を合わせたという2人だが、坂口が脚本を読んだ際に感じたのは、登場人物の感情を真正面から描く中野監督の“生々しさ”だった。坂口は「まだ監督とお会いする前までは、繊細な方だと思っていたんです。文学的ともちょっと違うんですけど、感情を書ける、気恥ずかしいことも書ける生々しさを感じた」と振り返る。
坂口が特に印象に残っているのは、夕平が遊園地で幼い朝子と過ごすシーンだと言い、「こんなに頑張っているんだよ。こんなに君のために」と尽くした相手からの心無い反応に、ほんの少し心に“黒いもの”が浮かんでくる瞬間を「すごく理解できる」と語る。しかし、「それを本に落とし込むことって、弱点というか、自分の恥ずかしい部分を書くこと」だと感じたという。そんな感情まで真正面から脚本に描き出した中野監督に、坂口は生々しさを感じたと明かした。
一方、中野監督が坂口に抱いていた最初の印象は「繊細なイメージ」。ところが実際に会ってみると、「体育会系のお兄さんだった」と笑いながら告白。「めちゃくちゃ明るい人で、めちゃくちゃ人のことをちゃんと見てくれている」と、分析。「芝居をしていくと、僕が求めていた部分はやはりきちんとあって、そこをうまく出してくれて、俳優って面白いな、と思った」と坂口を絶賛した。
中野監督が、10年ぶりに完全オリジナル脚本に挑んだ本作で真正面から向き合ったのは、「人を殺める」という重い題材だ。監督は、「(映画の題材として)人を殺めるっていうことを僕はずっと避けていて、それは難しかった。やるんであれば、その人の気持ちをとことん突き詰めたいタイプだから」と語り、もし主人公が人を殺めるとしたら「じゃあ、なぜ彼は」と考え続けたものの、なかなか答えを出せず、題材を長く抱えながらも手を付けられなかったという。
しかし、これまで数々の作品で“家族”を描いてきた中野監督は、簡単に人の命が失われていく社会情勢を目にするなかで、「ひとりの命が殺められたことで、一体何が起きるかってことをとことん丁寧に描いてやろう」と、本作への挑戦を決意したと語り、「それが今の時代に対しての僕のメッセージになるかな、と思って」と、その胸中を明かした。
そんな監督が生み出した本作を観た坂口は、感想を問われ「超名作!」と即答。「すごく狭い世界の話」だと表現しながらも、夕平、紗月、朝子という限られた関係性のなかに「無限が広がっている」と語る。夕平を演じる上では、「ある意味、夕平のことを僕は100%理解しないようにしようみたいなところもあった」としながら、「ただ100%共感はしていたい」と考えていたことを振り返る。夕平の選択そのものが肯定されるわけではないが、それでも「彼がどう思って、生きて、決断したのかってところは本当に丁寧に出したい」と役作りについて語った。
そして、坂口が本作について「何度も観たい」と強く感じたと明かす。「面白かったからもう一回観たいなっていうよりは、本当の彼の心の底にあるものというか、彼のことから読み取りたくなるものが映画の中にたくさんあった」と作品を振り返り、「なんで彼はああいう選択を取ったんだろうっていうことが分からないというか、そこがぼやけている方が思い出すんですよ」「僕が来年観ても全然気持ちが変わると思うし、10年後に観てもまだまだ夕平のことを知りたくなる映画」と、本作が一度観て終わる作品ではなく、観るたびに新たな感情や問いを呼び起こす映画であると、その魅力を分析した。
中野監督は、試写を観た知人から「人間味あふれた、ユーモアあふれるサスペンス」と言われたことを明かし、「普通の、ただのサスペンスでは全然ない」と語る。これまで描いてきた“家族とは何か”というテーマに優しく触れながら、サスペンスとしての見どころも盛り込んだ作品だとアピールしている。
坂口も、これまで本作を観た知人から「自分なりの感想を伝えたい」という連絡をもらうことが多く驚いたと明かす。「男性女性、年齢、環境を問わず、その人が観てくれる瞬間に一番届く映画だと思っている」と語り、特定の答えを求めるのではなく、「その瞬間を見て、1個この作品のなにか雫みたいなものがきっと見てくれた方の心に残る」映画体験になれば、と期待を寄せた。
「私はあなたを知らない、」は、8月28日から全国公開。著名人のコメントは以下のとおり。
▶︎ブラックマヨネーズ 吉田敬(お笑い芸人)
当然一人一人に人生があって、その積み重ねたもので価値観も、優しさの表し方も変わる。だから大きく感謝したり、互いに悪気なくともすれ違いもするのだろう。俺は少しそれを見失ってたと思う。また、高校の同級生の中野監督に教えられた…。
▶︎NON STYLE 井上裕介(お笑い芸人)
全ての真実を知った時、涙を流さずにはいられなかった。
少しずつ少しずつ、物語の真相が見えて来て、タイトルの意味を知った時に、感情が大爆発。
こんなに胸が苦しくて、ギュッと締め付けられる事ある?
沢山の優しさが重なり合う事で、悲しみを生む事もあると言うことを教わった。
そして、この映画を見た人、全ての人に聞きたい。
『アナタは最後の質問を、どう考えますか?』と。
皆さんの答え、お待ちしております。
▶︎おばたのお兄さん(お笑い芸人)
中野監督の『愛の形』の描き方に、いつも深く感銘受けています。今作品もそうでした。僕自身、14歳の頃に父と死別し、子のために生きるシングルマザーの大変さを目の当たりにしました。『正義の愛』は受け手や、角度によって感じ方が全く違います。人それぞれの愛について、考えさせられる素晴らしい作品でした。
▶︎3時のヒロイン 福田麻貴(お笑い芸人)
温かくて、歯痒くて、一生懸命で、共感を生むラブストーリーでした!
…で終わる未来もあったかもしれない彼らの物語は、サスペンスになった。
無様なまでに人を愛することが間違っているとは思えない時がある。だけど私達はまだ愛の取り扱いの難しさを知らない。
粒度の細かい世界で生きているであろう彼の13年を誰も完璧に理解できるわけがなかった。
▶︎ダイノジ 大谷(お笑い芸人)
中野量太監督はいつだって観てる俺らを揺さぶり、そして委ねるのだ。
それこそがまさに映画的だろと。
最初と最後ではまるで違う意味合いになるこのタイトルをどう受け止めよう。大切な誰かと分かち合いたい。
それと坂口健太郎はエグい。
確認しにいくといい。
▶︎しずる 純(お笑い芸人)
難しいことがあると「知らない〜。」と片付けてしまう頭の悪い自分を思い出させられました。
触れたもの全てが自分の人生の一部なんだから、知らなかったら損するのになぁと、この作品に丁寧に教えてもらえた気がします。
結論、この映画を知っておいた方が良いです。
そして、観た方が尚更良いです。
こんな感想で合ってるのか、そもそもこの文字を読んでもらえてるのかとかよく知らないですが、
▶︎ぺこぱ シュウペイ(お笑い芸人)
最初は少しずつ謎が積み重なっていく感じでしたが、朝子と夕平の関係が見えてくるにつれて、どんどん引き込まれていきました。
特に印象に残ったのは、朝子と夕平が遊園地で過ごす時間。
二人の時間がすごく愛おしく感じました。
観終わったとき、単純に「事件の真相が分かった」というだけではなく、人と人との記憶や、家族とは何なのか、誰かを大切に思う気持ちについて考えさせられる作品でした。
そして、これから東京スカイツリーを見るたびに、この映画を思い出すと思います。
切なくて、温かくて、そして最後には胸に残る映画でした。
▶︎ハナコ 秋山(芸人)
夕平や朝子に思わず声をかけたくなりながら物語を見届けました。かけがえなく鮮明な子を愛した親の記憶と、朧げな愛された子の記憶。自分も記憶をたどって、忘れてしまった誰かに愛されている情景をどうにか思い出したくなりました。朝子の逞しさが胸に残ります。
▶︎コットン きょん(お笑い芸人)
とても考えさせられるお話でした。
人に対しての愛情は深ければ深いほどいいと思っていたが、そこの深さはほんと人それぞれ。
時に深すぎると取り返しのつかない方向性にいってしまうと学んだ。
ただ自分の子供ではないけれど、その子のために本気になれる男はかっこいい。
誰よりも練習している姿をみていたからこそ、幼稚園の運動会でもう一度やらせてください!と自ら恥を惜しんで戦ってる姿は僕にはカッコよく見えました。以前僕もベビーシッターのバイトをやっていたので、とてもこの映画が重なった。
私はあなたを知らないという意味が最後にわかり、とても考えさせられ、充実した2時間でした。
▶︎オズワルド 畠中(お笑い芸人)
ただただまっすぐな淀みの無い愛は、時として愛として受け取ってもらえない事がある。時としてというか、結構人生ってそういう事ばっかりだ。なのに人は平穏を求めて、繋がる事で幸せであろうとする。僕らはなんて難しい生き物をやっているのだろう。
▶︎男性ブランコ 浦井のりひろ(お笑い芸人)
あの瞬間、そこにあったものは何か。自分の事でさえ、他人に伝えようとした途端それはほんの少し自分ではなくなる。本当にそうだったのか、そうありたかったのか。血の繋がりはない、けれど紛れもない家族の愛と痛みの物語です。
▶︎ぱーてぃーちゃん すがちゃん最高No.1(芸人)
愛の指向性がどこに向くかで人生の矢印は変わる。僕は中学から1人暮らしをしてきて、この作品を見て改めて家族というものの矢印がどう向いていたのか考えるきっかけになりました。
見る前と見た後で、改めてタイトル名とじっくりと向き合いたくなるそんな作品です。
▶︎ニッポンの社長 ケツ(お笑い芸人)
つらくてしんどいシーンも描かれていました、けれどそこには愛がありました、その愛に善悪や是非はあるかもしれませんが、確かな愛でした!観終わったあと、僕はもっと周りの人を喜ばせる人間になりたいと思いました!この映画に出会えて良かったです、ありがとうございました!
▶︎はましゃか(俳優/エッセイスト)
フランスパンを背負う坂口健太郎の狂気といじらしさ。
いつだって、誰かが狂う時はいたって真剣で、その純粋さは美しくて恐ろしい。
愛するものを見つけてしまった人は脆くて、滑稽で、見苦しい。見苦しいのに目が離せない。
愛は人を愚かにする。なのにどうして、愛はまだこの世界で1番大切なものなんだろう。
▶︎しまだあや(作家/エッセイスト)
同じもの、同じ景色なのに、ストーリーが進むごとに意味が歪む。愛しさと怖ろしさが同居する。もしかすると、思い出すことの数と、忘れようとしたことの数で、「愛情」はできているのだろうか。その間をつなぐ物語を 私はもっと知りたい、
▶︎しりひとみ(会社員ライター)
子を持つ親として、主人公・夕平の想いに共感できるぞ、と思いながら見ていたのに、途中「それはダメだよ夕平…」「そっち行っちゃうの夕平?」と激しく動揺し、あるシーンでは「夕平〜〜!!!」と叫びたくなりました。あまりに不器用すぎる。夕平の応援上映があれば参加したい。
そして、最後に朝子が決めたこと。全部わかったうえで決めたこと。彼女の強さと覚悟に、胸が苦しくなりました。
夕平には、ずっと家族がわからなかったのかもしれない。でも、まぎれもなくこれは「家族」の物語でした。
▶︎斉藤ナミ(エッセイスト)
天涯孤独の青年が初めて触れた家族の温もり。
やっと見つけたのに。ただ愛したいだけなのに。
愛が執着と狂気へ滑り落ちていくさまから目が離せませんでした。
見たことのない坂口健太郎さんの、切なく歪んでいく表情が脳裏に焼き付いています。
本当の家族とは、誰かを愛するとはどういうことか、今もずっと考えています。
▶︎かんそう(ブロガー/ライター)
夕平には感情移入できるところと、1ミリも理解できないところの両方があったんですが、物語が進むにつれ、徐々に自分自身が「夕平になる」錯覚に陥ってしまいました。もし自分が同じ立場になった時、夕平のような行動を取らないとはとても言い切れない。それほどまでに「愛」は人を狂わせ、そして救う、恐ろしいものだとガタガタ震えました。
▶︎やさしいズ 佐伯(お笑い芸人)
今、僕の拙い文章力で、この映画へのコメントを頑張って書こうとしている。
”想いを伝えたい”その一心だ。上手く伝えようとするほど言葉が出てこない。
想いばかりが先走ったら伝え方を間違うだろうか。
自分の中にある自分の想いを誰かに伝えるのは、どうしてこんなに難しくて簡単なんだろう。
▶︎やさしいズ タイ(お笑い芸人)
夕平が家族を知っていく過程がとても愛おしくて、それだけに朝子のことを思うと切なくて、朝子の出した答えに胸が苦しくなった。
「私はあなたを知らない、」この句読点の先がどう続くのか、いつまでも考えてしまう。
▶︎カナメストーン 山口誠(お笑い芸人)
28西山夕平,ゴム手袋工場勤務.毎日の生活,行動,リズム,に変化がひとつも無.
だけど途中で人生が大きく変わる,変化をもたらす女性という存在が現れる.
オニギリ・運動会のシーンに関してもかなりキビシイ部分の有無確認は要.
相当な人間夕平
サツイの有無確認…要.
この「私はあなたを知らない、」という映画は,かなりの東峰零士です.
▶︎カナメストーン 零士(お笑い芸人)
僕は気付いたら夕平を応援していました。なぜならその行動の裏には強い「愛」があるからです。失敗しても、追いつめられても、最後まで「愛」を貫いてるように見えました。ラストシーンの後の夕平たちの人生が明るいものになっているといいな。
▶うるとらブギーズ 佐々木崇博(お笑い芸人)
強烈な愛。真っ直ぐな思いは外から見たら綺麗な物だけじゃないし、人それぞれ形がある。でも愛である事は確か。強ければ強い程コントロールするのは難しい。そんな事を思い知らされて物凄く胸を揺さぶられました。
自分は何をどう愛していくのだろう?見終わった今そんな事を考えています。強烈でした。
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