「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のフィル・ロードとクリストファー・ミラーが、タイムマシンをめぐるSF小説の映画化に製作として加わると、米デッドラインが独占で報じた。メガホンをとるのは、ドキュメンタリー「ナワリヌイ」でアカデミー賞を受賞したダニエル・ロアー監督で、企画はユニバーサル・ピクチャーズで進むという。
原作はフォレスト・ブラジールのデビュー小説「Paradox Inc.(原題)」だが、本はまだ刊行されていない。題材となるのは、未来を舞台にしたタイムマシンの開発競争だ。小さな新興企業と巨大IT企業が世界初の商品化を争い、勝ったほうが現実そのものを操る力を手にするというストーリー。
ブラジールは小説を書くのは初めてだが、シリコンバレーの内側は知り尽くしている。AIと暗号資産のブームが頂点にあったころグーグルで働き、IT業界を皮肉ったウェブ漫画とYouTubeの動画で、以前から広い読者を集めてきた人物だ。
「ナワリヌイ」は、ロシアの反体制指導者アレクセイ・ナワリヌイが移動中の機内で毒を盛られた事件の真相を、本人とともに追ったドキュメンタリーだ。ロアー監督はこの作品で第95回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞し、今年5月には初の劇映画「Tuner(原題)」が米国で公開された。
脚本を書くのは、Netflixで大ヒットした「ザ・ラストハウス」や、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのゴア・バービンスキー監督の新作「Good Luck, Have Fun, Don't Die(原題)」を手がけたマシュー・ロビンソンだ。ロアー監督とロビンソンは、2人で物語の骨組みを練っているという。
ロードとミラーは、ユニバーサルと結んでいる優先交渉契約のもとで本作を製作する。2人が監督した「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は世界総興収6億8400万ドル(約1080億円)を記録し、アマゾンMGMスタジオ史上最大のヒットとなった。製作と共同脚本を務めるシリーズ第3作「スパイダーマンビヨンド・ザ・スパイダーバース」も、2027年に全米公開を控えている。
小説「Paradox Inc.(原題)」は、2027年1月19日にペンギン・ランダムハウスから米国で刊行される。
【作品情報】
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スパイダーマンビヨンド・ザ・スパイダーバース
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