是枝裕和が監督・脚本・編集を兼任し、藤本タツキ氏の人気漫画を実写映画化する「ルックバック」のクリエイターが発表され、米津玄師、三浦透子、アニメーション監督の久野遥子らが参加していることがわかった。
出口夏希と蒔田彩珠がダブル主演を務める本作は、「チェンソーマン」「ファイアパンチ」などの代表作を持つ漫画家・藤本氏の人気漫画を初めて実写映画化するドラマ。漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野(出口/子ども時代:七瀬ふうり)と、彼女に憧れを抱きながらも圧倒的な画力を秘めた京本(蒔田/子ども時代:岡田六花)。漫画へのひたむきな思いで結ばれたふたりを、ある日思いもよらない出来事が襲う。原作と同様に、小学生時代から始まるふたりの13年間の軌跡を、繊細かつみずみずしく描き出す。
シャークキック・ギター(友情演奏)として参加した米津は、藤本タツキ原作の「チェンソーマン」ではTVアニメのオープニング・テーマ「KICK BACK」、劇場版「チェンソーマンレゼ篇」の主題歌「IRIS OUT」およびエンディングテーマ「JANE DOE」と、数々の藤本作品を手がけてきた。また、是枝監督とは「カナリヤ」のミュージックビデオで、本作の音楽を務める坂東祐大とは数々の楽曲制作でタッグを組んできた。そうした繋がりから“友情演奏”として参加が実現。本編のとある1シーンでギターの音色を響かせ、強烈な印象を残している。
三浦は劇中曲Vocalを担当。第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督作「ドライブ・マイ・カー」をはじめ、映画・舞台・ドラマで女優として活躍する一方、歌手としても、新海誠監督作「天気の子」では主題歌にボーカリストとして参加し、同年、第70回NHK紅白歌合戦にも出演してきた。本作では劇中曲Vocalとして、藤野と京本を見守るような優しい歌声を披露している。
そして、演出の一部にロトスコープアニメーションを採用していることが判明し、久野は同パートの監督として参加。実写で人物を撮影し、その動きをもとにアニメーションを制作する“ロトスコープ”の技法を使い、第77回カンヌ国際映画祭「監督週間」で公式上映された「化け猫あんずちゃん」を手がけたシンエイ動画が制作。ロトスコープアニメーションパートを美しく、丁寧に紡いでいる。背景美術にはスタジオジブリに所属している西川洋一が担当し、さらに劇中に出てくる絵画には「となりのトトロ」の男鹿和雄をはじめとし、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の串田達也など、日本アニメーション界を支える精鋭たちも参加している。
「ルックバック」は、9月11日公開。三浦と久野のコメントは、以下の通り。
【劇中曲Vocal/三浦透子】
映画に声を乗せるというのは、いつもとても緊張します。音楽を担当されている坂東祐大さんの非常に繊細なディレクションの元、微力ですが力を尽くしたつもりです。歌唱という形で参加させていただけたこと、改めてとても光栄に思います。
【ロトスコープアニメーション監督/久野遥子】
今回、アニメーションパートを制作するにあたり秋田の撮影現場に帯同させていただきました。是枝監督が本当に眩しそうに嬉しそうに役者さんたちを見つめていて、その目線そのものをアニメーションにできたらと祈る思いで作りました。
また藤本タツキさんの漫画を読んでいると風景に寂寥感と圧倒される強さを感じていたのですが、実際に秋田の景色を見た時に答えが
そこにありました。
そういった思いの結晶体のようなアニメーションを味わってもらえたら嬉しいです。
【作品情報】
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