岸惠子さん死去、93歳日仏で活躍、代表作は「君の名は」「おとうと」「かあちゃん」など

2016年に「市川崑映画祭光と影の仕草」舞台あいさつに登壇した岸惠子さん

岸惠子さん死去、93歳日仏で活躍、代表作は「君の名は」「おとうと」「かあちゃん」など

8月19日(水) 14:20

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俳優、エッセイストとして活躍した岸惠子さんが、老衰のため8月7日に死去した。19日、所属事務所が発表した。93歳だった。

1932年8月11日、横浜に生まれた岸さんは、高校時代に出演した「我が家は楽し」(51)でデビューと同時に松竹に入社。「旅路」(53)、「女の園」(54)、「早春」(56)、「風花」(59)など松竹の黄金期を支えた。中でも「君の名は」三部作(53~54)は大ヒットを記録し、岸が演じたヒロインのストールの巻き方を真似る“真知子巻き”は、当時の女性の間で社会現象となるほど大流行した。

木下惠介、小林正樹、野村芳太郎といった名だたる巨匠の作品に出演したが、中でも市川崑監督の作品に多く出演し、「おとうと」(60)、「黒い十人の女」(61)、「悪魔の手毬唄」(77)、「細雪」(83)などに出演。2001年に主演を務めた「かあちゃん」では、第25回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞している。

1957年に出演した日仏合作の「忘れえぬ慕情 Printemps a Nagasaki」のメガホンをとったイヴ・シャンピと結ばれ、渡仏。76年に離婚したが、約40年に渡ってフランスを拠点に活躍し、フランス政府より2002年にフランス芸術文化勲章オフィシエ、2011年にフランス芸術文化勲章コマンドールを授与され、2019年にはルネサンス・フランセーズよりフランス文化普及章(メダイユ・ドール)を授与された。

2004年に旭日小綬章を受章。最後の映画出演作は、2009年公開の「スノープリンス禁じられた恋のメロディ」だった。

【作品情報】
・君の名は

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