清田花のモットーは、子より自分優先のズボラ育児。少しでもラクをしたい花は生後3カ月の息子・みおくんを保育園に預けるため、週1の手伝いをフルタイム勤務と偽装。飲食店を経営する義父に、虚偽記載の就労証明書を発行させたのです。さらには乳児の息子をひとり家に残し、夫のまこちゃんと外食に出かける始末です。
花の自分ファーストは今に始まったことではなく、さかのぼること数カ月前——。母子の健康を心配する友人を尻目に、妊娠7カ月を迎えた花は夫と共に韓国旅行へ。
旅行中、心ゆくまで生ものを堪能した花でしたが、帰国後に出血。救急搬送先の医師から「何か激しい運動をしたり、変わったことはありましたか?」と聞かれ、うれしそうに「旅行してました、韓国に♡」と答えます。
医師が「なんで主治医は許可したの……」とため息をつくと、花は「かかりつけのお医者さんには言ってないです」と衝撃告白。医師は「おなかの子が大事じゃないの?」とあきれ返ってしまいます。
救急搬送の翌日、夫と共にかかりつけ医を受診した帰り道で…














夫はかかりつけの産院に相談もせずに海外旅行したことを反省し、さらには海外旅行とスーパーへの買い出しを同等に考える花に疑問を呈するも、妻の泣き落としに「ごめんごめん。俺は花の味方だからね」——。
夫を言いくるめた花はその後も好きなものを好きなように飲んで食べ、出産。「母子共に健康♡」と、好き放題を続けたことに胸を張るのでした。
花の言うとおり、心配ばかりしていてはどこにも行けず、ストレスもたまります。そして、どんなに気をつけていたとしても、不測の事態は起こり得るものです。しかし、かかりつけ医に相談せず旅行するのはやはり危険。不測の事態が起こるリスクを少しでも軽減させるためにも、母子の状態を定期的に診察している産婦人科医への相談が大切なのです。
また、妊娠中のカフェインも生ものも絶対禁止ではありませんが、コーヒーのほか、紅茶や緑茶、ウーロン茶などのお茶にも含まれるカフェインは、妊娠中の過剰摂取に要注意。摂取量の上限は1日200mg、コーヒーなら1日1〜2杯程度にとどめることが推奨されます。
そして、生ものに関しては食中毒に注意が必要です。妊娠中は免疫機能が低下し、食べ物を原因とする病気にかかりやすい状態にあるからです。過度に怖がる必要はありませんが、食中毒予防には生ものの摂取は控え、食品は十分に洗浄・加熱するなどの心がけが大切です。
どんなに気をつけていても不測の事態があり得る以上、花の言うように「それは運命」であり、「私にはどうにもできないの」とも言えるのかもしれません。でも、控えられることは控え、心がけられることは心がける——。ときに危険も伴う出産ですが、この姿勢が出産の日に向けたひとつの安心材料になるのではないでしょうか。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
監修者:助産師 関根直子 筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
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