2027年に開催される第99回アカデミー賞の監督賞は、クリストファー・ノーランとドゥニ・ビルヌーブを軸とする激戦になりそうだ。米バラエティが8月現在の予想を発表した。
ノーラン監督は、「オッペンハイマー」で悲願の監督賞を獲得してから2年、「オデュッセイア」で再び賞レースに参戦する。同作が世界興行収入10億ドルを突破したことを踏まえると、もはや焦点はノミネートの可能性ではなく、アカデミーがこれほど短い間隔でノーランに2体目のオスカー像を授けるかどうかに移っている。
同じ人物を短期間で再び選ぶことに投票者が慎重になる傾向はあるものの、ノーランが2024年の初受賞からわずか3年で2度目の監督賞を手にする可能性は十分にある。
その最大の対抗馬とみられるのが、ドゥニ・ビルヌーブだ。これまで「メッセージ」や「DUNE デューン砂の惑星」シリーズなどで高い評価を受けながら、監督賞の受賞には至っていない。
「デューン砂の惑星 PART3」が前2作に匹敵するスケールと完成度を示せば、アカデミーにとって、シリーズを通じて十分に評価されてこなかったビルヌーブへ初の監督賞を贈る絶好の機会となり得る。いまだ受賞してない巨匠という物語も、賞レースでは強力な追い風になりそうだ。
2人を追う候補も充実している。「イニシェリン島の精霊」などで知られるマーティン・マクドナーは、「ワイルド・ホース・ナイン」でのノミネートが有力視されている。脚本賞を含め何度もアカデミー賞候補となりながら、いまだ受賞していないことも注目される。
俳優・脚本家として活躍するジェシー・アイゼンバーグは、監督第3作「The Debut(原題)」で作家性をさらに押し広げる。監督として飛躍を遂げれば、有力候補に浮上する可能性がある。
また、クリスティアン・ムンジウ監督の「フィヨルド(原題)」も有望視されている。カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した実績を持つムンジウだけに、国際色を強める近年の監督部門で存在感を示しそうだ。
今後の賞レースでは、11月15日にグレン・クローズとリドリー・スコットへ名誉賞を贈るガバナーズ賞が開催される。アカデミー賞12部門のショートリスト予備投票は12月7~11日、ショートリスト発表は12月15日。ノミネート投票は2027年1月11~15日に行われ、候補は1月21日に発表される。
第99回アカデミー賞授賞式は2027年3月14日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催。コナン・オブライエンが司会を務める。
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