大ヒット映画「プラダを着た悪魔2」が、イタリア・ミラノの観光にも大きな経済効果をもたらしている。映画に登場した市内の主要ロケ地では、外国人観光客の人流が公開前の期間と比べて18%増加したことがわかった。米バラエティが報じた。
メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチらが続投した本作は、5月に劇場公開。物語の第3幕では、ファッションの都ミラノが華やかな舞台として登場する。
地元の中小企業団体Confcommercio Milanoが、都市分析サービスCities Analyticsを用いて実施した調査によると、映画の公開から数カ月で、主な撮影地を訪れる外国人観光客が18%増加。夏季には約150万人、8月だけでも45万1000人を超える外国人観光客がミラノ中心部を訪れると予測されており、本作がその流入を後押しする大きな要因とみられている。
Confcommercio Milanoのマルコ・バルビエリ代表は、調査結果について、「『プラダを着た悪魔2』の公開以降、ミラノ中心部における国際観光の構造的な成長傾向が裏づけられた」と説明。外国人観光客は月平均で2万8500人増えているという。国別では米国からの観光客が最も多く、フランス、英国が続いた。
ロケ地別で最大の伸びを記録したのは、ラルゴ・カイローリ広場からパラッツォ・クレリチにかけてのエリア。ミラノを代表する高級ショッピング地区クアドリラテロ・デッラ・モーダに位置し、人流は24%増加した。
ミランダ・プリーストリー(ストリープ)が深夜に物思いにふける場面に登場したガッレリア・ビットリオ・エマヌエーレ2世とドゥオーモ周辺は17%増。ミランダが華やかなイベントを開催するブレラ美術学院周辺は14%増となった。
また、エミリー(ブラント)がドナテラ・ベルサーチ本人演じるドナテラと食事をするレストランが登場したモンテナポレオーネ通りも、13%増を記録している。
続編にはドナテラ・ベルサーチがカメオ出演したほか、ドルチェ&ガッバーナのファッションショーも実際に撮影され、ミラノの著名人やブランドが作品を彩った。一方、レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」が展示されている修道院内部の場面は、撮影用照明による作品への影響を避けるため、サウンドステージにセットを再現して撮影された。
「プラダを着た悪魔2」は、製作費1億ドルに対し、北米で2億2060万ドル、全世界で6億9140万ドルを記録するヒットに。米国などでは7月29日に配信が始まり、最初の5日間で世界1520万ビューを獲得し、ディズニーの実写映画としては「デッドプール&ウルヴァリン」以来最大の配信デビューとなった。日本では8月7日からディズニープラスで配信されている。
【作品情報】
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