ドラマ「テッド・ラッソ破天荒コーチがゆく」のシーズン4初回が、配信開始から2日間で2億9660万分視聴され、Apple TV史上最大の立ち上がりになったと、米バラエティが報じている。調査会社ニールセンの集計で、「セヴェランス」などこれまでの話題作をすべて上回った。
「テッド・ラッソ破天荒コーチがゆく」は、アメリカンフットボールのコーチだったテッド・ラッソが、サッカーの経験がないままイングランドのクラブに監督として招かれるコメディだ。ジェイソン・サダイキスが主演と制作総指揮を兼ね、エミー賞では作品賞のコメディシリーズ部門と主演男優賞を、いずれも2年連続で受賞している。
今回の記録は、過去のシーズンの初回もすべて上回った。8月5日の単日では米国でもっとも見られた番組となり、この日だけで2億分を超えている。1話42分で割った推定視聴回数は710万だった。
本作は、放送や報道で社会的に意義のある作品をたたえる米国のピーボディ賞を受けている。選考側は授賞理由で、主人公の善良さそのものを評価の中心に置いた。
「テッドは単なるスポーツのコーチではない。他人と正直に向き合うことに驚くほど長けており、自分自身も静かな不安や痛みを抱えながら、深く善良な人間であることによって周囲を変えていく」
米国の政治・文化誌アメリカン・プロスペクトも、シーズン4の配信に合わせた論評で「優しさや楽観といった流行遅れの価値観を、それに飢えていた観客に差し出してきた」と振り返っている。シーズン1の配信が始まったのは、新型コロナウイルスの流行が広がった2020年の夏だった。
シーズン4は、前シーズンから3年後を舞台にしている。テッドはリッチモンドに戻り、今度は2部リーグの女子サッカーチームを率いることになる。ハンナ・ワディンガム、ジュノー・テンプル、ブレット・ゴールドスタインらが続投した。
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