ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオは8月14日(現地)、米アナハイム・ホンダ・センターで行われた「D23: アルティメット・ディズニーファン・イベント2026」のショーケースにて、新作ラインナップを発表した。
【ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ】
●「ビリーと魔法のはじまり」
ディズニー・アニメーション・スタジオ待望の最新作は、長編アニメーション作品のディズニー・ヒロイン史上初となる、“現代の高校生”の主人公・ビリーによる全く新しい魔法の物語。監督は「ウィッシュ」のファウン・ビーラスンソーンと、「モアナと伝説の海2」のジェイソン・ハンドが務める。
ステージには、主人公のビリーを演じるヘイリー・スタインフェルド、ビリーを導く相棒のネコ科動物「ビート・ロジャー」役のウォルトン・ゴギンズが登壇し、会場限定の映像が披露された。
また、邪悪な魔女をアカデミー賞に輝く俳優のジョディ・フォスターが担当することが明らかに、本人がサプライズで登場。子役時代には、ディズニー映画「フリーキー・フライデー」(1976)に出演した経験もあるが、ディズニーの長編アニメーションで声優を務めるのは、今回が初めて。「私が演じる魔女は本当に手強いキャラクター。絶対に敵に回したくない相手です」だと話していた。映画は2026年12月4日に公開される。
●「アナと雪の女王3(仮題)」
ショーケースでは、新たな冒険を予感させるコンセプトアートが初お披露目。スペシャルゲストとして、過去2作に続いて声を担当するエルサ役のイディナ・メンゼル、アナ役のクリステン・ベルが登場し、第1作目の「アナと雪の女王」の冒頭を飾った印象的な楽曲「氷の心」の新バージョンを歌唱した。
ベルは「ついに、アナとクリストフの結婚が描かれます」と物語の一端を明らかにし、「なんとオラフにも恋心が生まれるんです!」とも。すると、オラフ役のジョシュ・ギャッドが登場し、オラフが恋する雪だるまのサマンサへの“熱き”思いを歌った新曲を披露し、会場は大盛り上がり。会場だけで公開された本作初の映像には、アナとクリストフの結婚式の中、桜のようなピンク色の花が咲き誇る結婚式場をすり抜け、エルサの元に謎の氷のメッセージが届く、物語の始まりを予感させる場面が描かれていた。映画は2027年に日本公開。
●「クレイ(原題)」
「ビリーと魔法のはじまり」のファウン・ビーラスンソーン監督が早くも着手した新作。ディズニー作品の伝統である“師匠と弟子”をテーマにしながら、村の偉大な師匠に嫌々選ばれてしまった主人公フリップと、彼の最初の弟子である“ムーシー”と呼ばれる変幻自在な粘土の球が、荒野や幻想的な森を旅する。
フリップ役を「リアル・ペイン心の旅」(ディズニープラスで配信中)で第97回アカデミー賞の助演男優賞に輝いたキーラン・カルキンが担当する。2028年11月に全米公開。
●「ズートピア3(仮題)」
ファン待望のシリーズ第3弾の製作が正式に決定。「ズートピア」の共同監督/原案/脚本、「ズートピア2」の監督/製作総指揮/脚本を務めたジャレッド・ブッシュが明らかにした。
動物たちが高度な文明社会を築いた世界「ズートピア」を舞台に、ウサギの女の子ジュディが夢をかなえるために奮闘する姿を描いたディズニー・アニメーション。昨年公開された「ズートピア2」は、ディズニー・アニメーションの作品として、歴代最高の世界興行収入を記録。日本でも興収150億円を突破する大ヒットを記録している。
同作のエンディングでは、鳥の羽が意味深に登場していたが、ブッシュは「あのラストシーンに実際に追加した新しいイースターエッグを、皆さんにお見せします」と会場限定の映像を披露。その最後に「ズートピア3」製作決定が告げられ、ブッシュは「鳥たちの登場によって『ズートピア』の世界観は、さらに広がります」と語った。
また、ショーケースの総合司会を務めたジニファー・グッドウィンは主人公ジュディを、キー・ホイ・クアンがヘビのゲイリーを演じており、ブッシュは「君たちが戻ってきてくれることが嬉しい」と発言。ジュディはもちろんのこと、ゲイリーもシリーズ第3弾に登場することを示唆していた。
【ピクサー・アニメーション・スタジオ】
●「水の都のネロ」
美しい“水の都”イタリア・ベネチアで暮らす裏社会のはぐれ者、黒猫・ネロの身に、ある日思いがけない奇跡が起こる様を描く物語。ディズニー&ピクサーの長編アニメーション作品で初めて猫を主人公に据えている。
製作総指揮を務めるピート・ドクター(「カールじいさんの空飛ぶ家」「インサイド・ヘッド」)は、「水に囲まれた街で生きる猫として、日々サバイバルを続けています。しかし、彼はただの野良猫ではありません。街の猫マフィアのボス、ロッコのために働くプロフェッショナルです。ネロはある高価なバイオリンを盗み出す任務を引き受けます。そして仲間たちと共に大冒険へ巻き込まれていきます」とストーリーを紹介した。
会場限定で披露された特別映像では、手描き絵画風のタッチと3DCGを融合させたビジュアル面での新たな試みも確認できた。監督は「あの夏のルカ」のエンリコ・カサローザ。2027年春に日本公開される。
●「ゴースト・マーケット(原題)」
ピクサー初の本格ゴースト映画で、アジアの神話に着想を得たという物語。主人公はシカゴ出身の青年カイルで、彼は母親に無理やり連れていかれた旅行先のハワイで、謎めいた“市場”に迷い込み、生者と死者の世界の交差点を発見。不可思議な事態に巻き込まれてしまう。2028年3月に全米公開。
●「Mr.インクレディブル3(仮題)」
前作「インクレディブル・ファミリー」で、ヒーロー活動が合法化。待望の最新作ではブランド化、マーケティング、商品展開を大規模に行う新たなヒーロー組織「スーパーヒーロー・リーグ」が立ち上げられる。
ヴァイオレットとダッシュを主人公に迎え、二人は親から独立した彼らが、本物のヒーローであることを証明しようとするが、両親はまだ準備ができていないと考えている。
さらにジャック・ジャックの力はますます予測不能に。そして、新たなヴィランが登場する……。
なお、ピート・ドクターは「Mr.インクレディブル3(仮題)」でシリーズが完結すると発表した。2028年6月16日に全米公開。
●「リメンバー・ミー2(仮題)」
前作から数年後を舞台に、青年に成長した主人公ミゲルの新たな冒険を描かれる。リー・アンクリッチ監督と共同監督のエイドリアン・モリーナが続投。また、宿敵のエルネスト・デ・ラ・クルスも再登場する。
同役を務めるベンジャミン・ブラットがステージに登壇し、「エルネスト・デラクルスは復讐のために戻ってきます。再び、ミゲルを死者の国へと導くのです」と話していた。2029年11月に全米公開。
【作品情報】
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水の都のネロ
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