【ゾクッとした話】疲労困憊の人は「読まないで」→18連勤の配達員を襲った“血みどろの自分”との遭遇【作者に聞く】

「今日で何連勤だ?」/送達ねこ(@jinjanosandou)

【ゾクッとした話】疲労困憊の人は「読まないで」→18連勤の配達員を襲った“血みどろの自分”との遭遇【作者に聞く】

8月14日(金) 14:49

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休み返上で働くことが異常ではなく普通とされていたブラックな時代の話
【漫画】本編を読む

毎日、町の隅々まで郵便物を配達して回る郵便配達員たち。そんな現役局員が実際に経験した不思議な話や怖い話を漫画化したのが「郵便屋が集めた奇談」だ。作者は、現役郵便局員の送達ねこ(@jinjanosandou)さん。同僚の体験談を漫画化するうち、他局からもエピソードが寄せられるようになったという。今回紹介するのは、事故を起こした配達員の身に起こった奇妙な事件「死に損なった俺の話」である。
仕事を兼業する人も珍しくなかったという
死に損なった俺の話_P03
一瞬にして家の中に入っていた



■18連勤の果て…血みどろの自分と遭遇する臨死体験

舞台は、36協定が現在ほど厳しくなかった2008年〜2012年(平成20年代前半)ごろ。N局に勤める星野さんは、別の配送の仕事も兼業していた。18連勤中のある日、急な欠勤者が発生し、急きょシフトに入ることに。若さもあり「ま、稼げるからいっか…」と軽く引き受けた矢先に事件は起こる。

配達先の民家で車を止め、荷物を持って呼び鈴を鳴らしたが音がしない。直接声をかけようとした次の瞬間、星野さんの体は玄関をすり抜けるように家の中に入っていた。「なんで中?玄関開けてないが」と考えていると、その玄関をガラッと開けて血みどろの姿で入ってきた人物が。それはなんと星野さん自身だった。「え?おれ?どうしたおれ?」と混乱する星野さん。死から生還した彼を襲った奇妙な臨死体験に注目だ。

■「いつか全部を描きたい」未公開エピソードへの思い

当時の状況について、作者の送達ねこさんは次のように語る。

「郵便局もかつては、人が足りないときに10何連勤もする人がいました。兼業も普通で、休日や退勤後に別配送やスーパーの仕事に従事している人は少なくなかったです」

手元には、まだ漫画化されていない話が70ほどあるという。

「配達先で見聞きした怪異、局内の不思議な出来事、事件の注意喚起などネタは尽きません。そのまま描くと差し障りのあるものも少なくないですが…。でも、そんな『表に出せない話』には、実は描く意義が大いにあると思うので、漫画の力をつけて、陽の下に出せる形にして、いつか全部を描きたいと思っています」

「郵便屋が集めた奇談」は、読者から「背筋がゾクッとしたけど、めちゃくちゃおもしろい…!」と反響を呼んでいる。日本のどこかでひっそりと起こる“怪異”を、ぜひ覗き見してみてほしい。

取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)


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