いつもの通勤途中、職場の最寄り駅で突然、体が言うことをきかなくなりました。あの日の記憶はところどころ途切れていますが、今も忘れられない場面があります。【医師解説あり】
通勤中に突然の異変
職場の最寄り駅の階段を下りていたとき、背中の下のあたりに、これまで経験したことのないような激痛が走りました。
冷や汗がにじみ、まともに歩くこともできないまま、どうにかタクシー乗り場までたどり着いて、タクシーに乗り込みました。
気付くと病院のベッドの上
職場の場所を告げ、タクシーを出してもらったところまでは覚えていますが、その後の記憶はありません。次に気付いたとき、私は病院のベッドの上にいました。
病院の説明では、タクシーの運転手さんが途中で私の異変に気付き、救急車を呼んでくださったそうです。
タクシーの運転手さんに感謝
検査の結果、
尿路結石
(にょうろけっせき/尿の通り道に石ができる病気)が見つかり、さらに
腎盂腎炎
(じんうじんえん/腎臓に細菌感染が起こる病気)も起こしていることがわかりました。私はしばらく入院しました。
救急車を呼んでくださった運転手さんにお礼を伝えたかったのですが、当時はあまりに体調が悪く、タクシー会社の名前も運転手さんの名前もまったく覚えていませんでした。
結局、感謝を伝えられないまま今に至っていることが、今も心残りです。
まとめ
あの日の出来事を通して、体調の急変は前触れなく起こることがあるのだと実感しました。同時に、誰かの異変に気付き、すぐに行動することの大切さも強く胸に残っています。私も困っている人を見かけたときには、できる範囲で声をかけたり、助けを求めたりできる人でありたいです。
医師による解説:尿路結石と腎盂腎炎の関係
尿路結石による強い痛みと、腎盂腎炎による感染症状が重なることがあります。発熱や激痛がある場合は早急な受診が必要です。
尿路結石が感染を招くことも
尿路結石は、腎臓や尿管など尿の通り道に石ができる病気です。石が尿管などに詰まると、尿の流れが悪くなり、背中や腰に強い痛みを生じることがあります。
さらに、尿の流れが妨げられた状態で細菌感染が起こると、腎盂腎炎を合併することがあります。尿管結石による閉塞性腎盂腎炎は、重症化することもあるため注意が必要です。日本泌尿器科学会の資料でも、尿路結石がある場合は尿路感染が重症化しやすいことが示されています。
激痛や発熱は早めの受診を
腎盂腎炎では、腰や背中の痛み、発熱、全身のだるさ、吐き気、排尿時の痛み、頻尿などが見られることがあります。細菌が血液中に広がると、敗血症など命に関わる状態になることもあります。
これまでに経験したことのない背中や腰の激痛、発熱、冷や汗、吐き気、意識が遠のくような症状がある場合は、我慢せず救急受診を検討しましょう。特に尿路結石と感染が重なっている場合は、抗菌薬だけでなく、尿の流れを確保する処置が必要になることもあります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※AI生成画像を使用しています
監修:窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
著者:雪中いちご/40代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
監修者:医師 くぼたクリニック松戸五香院長 窪田 徹矢 先生 獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。
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