焼肉食べ放題に行くと、つい元を取ろうと張り切ってしまうもの。値段を気にせず好きなだけ食べられて、会計も割り勘でスッキリ。友人や家族とワイワイ囲む休日の定番として、すっかり定着した業態です。
総務省統計局の家計調査(2023〜2025年平均)によると、二人以上世帯の焼肉(外食)への年間支出は全国平均8,444円。ちなみに最も支出が多いのは高知県(高知市19,541円)で、全国平均の約2.3倍になるそうです。
今回ご紹介するのは、過去に大きな反響を呼んだ人気記事から、焼肉食べ放題で元店員が「絶対に注文しない」4つのメニュー。その理由とは――。
記事の後半では、家計調査から見えた「焼肉の外食に使うお金」全国ランキングの全順位をご紹介。あなたのお住まいの県は何位でしょうか?
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“激安焼肉食べ放題店”の元店員が語る知られざる裏側
止まらない物価高によって、我々の生活が圧迫され続けている今日この頃。こんなとき、安価の「食べ放題店」は頼りになる存在だ。
そんな食べ放題を提供している某焼肉チェーン店で、以前アルバイトをしていたという村田武さん(仮名)は、「自分がお客だったら絶対に注文しないメニュー」があると語る。
そこで今回は、元従業員がコッソリ教える「格安の焼き肉食べ放題店ではオススメしないメニュー」を紹介していこう。
鮮度が落ちたモノを使うメニュー
村田さんが勤めていたのは、お肉以外にも様々な食材をバイキング形式で食べられる某チェーン店。そのお店のスタッフとして働いたことで裏側を知ってしまい、別の食べ放題店で食事をする際に注文しなくなったメニューがあったようだ。
「まず最初に挙げたいのが『壺カルビ』。私が働いていた店の場合ですが、壺カルビの肉は、ちょっと古くなったモノや切り損ねて見た目が悪くなったモノを使用していました。要は、普通のカルビとして提供できなくなったモノってことですね。特にウチの店では味噌ダレに漬け込んでいたので、見た目も匂いも誤魔化せるんですよ。スタッフの間でも『こりゃ壺行きだな』っていう会話をよくしていました。もちろん、本当にちゃんと漬け込んだカルビを提供している店もあると思いますけど、個人的には壺に入ってる肉メニューは怪しいと思ってしまいます」
日替わりの惣菜も余り物で調理
また、バイキングで提供している焼肉以外のメニューにも、オススメできないモノがあるという。
「焼肉以外のメニューで言うと、激安バイキングでよくある『日替わり総菜』もオススメしません。これも壺カルビと同じ理屈で、基本的に『なんとか消費しなくてはいけない古い食材』を使っていました。日替わりスープで『カルビスープ』もたまに出していましたが、このカルビも賞味期限直前のモノを使用していましたね」
盛り合わせも賞味期限直前の食材を使用
食べ放題店に限らず、居酒屋でもよく見かける刺身や串焼きの「オススメ⚪︎種盛」。複数の味を一度に楽しめるだけに、好んで注文する人も多いだろうが、村田さんは、このようなメニューもあまり頼みたくないという。
「食べ放題店以外の焼肉屋でもバイトしていましたが、『日替わりホルモン3種盛』というメニューは、賞味期限が近いホルモンを順番に使用していました。そういう裏を見てきたので、他の店に行ったときも盛り合わせメニューはあまり注文しません。ただ、もちろん賞味期限が切れているわけではないので気にしなくていいんですけど……。私が働いていた店の場合、日替わりの盛り合わせは『古くなったけどギリギリ提供できる食材』を使用していたので、なんとなく頼みにくくなってしまいましたね」
従業員ならではの拒否反応も
さらに、激安食べ放題店の従業員として働いていたがゆえに食べられなくなったモノもあるという。
「これは味とか品質うんぬんではないのですが、『豚タン』も食べなくなりました。私が働いていたお店の豚タンは、ネバネバして糸を引いていることがあったんですよ。お客さんにもよく聞かれたのですが、これは品質的には問題ないらしいので、そのように伝えていました。ただ、厨房では大きな容器の中にネバネバしている大量の豚タンが入っているので、見た目的にちょっと気持ち悪くて……。それを見て以来、別の焼肉店に食べに行っても頼めなくなりましたね」
今のご時世、外食する機会が減ったという人も多いだろう。たまの贅沢、少しでも良質なモノをたくさん食べたいと思うのは当然のこと。だが今回、村田さんが挙げたことは、お店からすると食品ロスを減らすための企業努力であるともいえるモノもあった。時には食品ロスの手助けと考えて、敢えて積極的に注文してみてはいかがだろうか。
取材・文/サ行桜井
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■「焼肉の外食に使うお金」全国ランキング2位以下は?
さて、冒頭で触れた「焼肉の外食に使うお金」全国ランキング、気になっていた方も多いのではないでしょうか。答え合わせをしていきましょう。
総務省の家計調査(2023〜2025年平均)では、二人以上世帯の焼肉(外食)への年間支出を都市別(※)に発表しています。都市別のデータですが、今回は県を代表しての順位として解釈しました。1位の
高知県(高知市19,541円)に続き、2位は大分県(大分市13,960円)、3位 大阪府(堺市13,132円)でした。
1位の高知、2位と5,000円以上の差。カツオのイメージが強いですが、じつは焼肉も大好きなところだったんですね。
一方、支出が最も少なかったのは沖縄県(那覇市5,022円)。高知市とは約4倍の開きがあります。同じ日本のなかで、これほど差が出るのも面白いところ。
以下、全52市のランキングです。あなたのお住まいの県は、何位にランクインしているでしょうか。
▼焼肉(外食)年間支出額ランキング(総務省・家計調査 2023〜2025年平均)
全国平均8,444円
1位高知市19,541円
2位大分市13,960円
3位堺市13,132円
4位岡山市12,124円
5位さいたま市11,517円
6位高松市11,466円
7位名古屋市11,329円
8位富山市11,294円
9位山形市11,064円
10位大津市10,539円
11位佐賀市10,296円
12位熊本市10,280円
13位山口市10,018円
14位鹿児島市9,636円
15位岐阜市9,578円
16位金沢市9,576円
17位広島市9,404円
18位福井市9,307円
19位静岡市9,237円
20位東京都区部9,181円
21位松江市9,103円
22位津市8,888円
23位千葉市8,819円
24位大阪市8,729円
25位福岡市8,595円
26位秋田市8,536円
27位長野市8,467円
28位徳島市8,396円
29位川崎市8,361円
30位松山市8,324円
31位横浜市8,282円
32位札幌市8,162円
33位鳥取市8,140円
34位相模原市7,973円
35位仙台市7,886円
36位盛岡市7,674円
37位京都市7,577円
38位奈良市7,472円
39位前橋市7,454円
40位北九州市7,410円
41位水戸市7,301円
42位宮崎市7,234円
43位青森市7,194円
44位宇都宮市7,157円
45位浜松市7,077円
46位和歌山市7,070円
47位神戸市5,929円
48位長崎市5,771円
49位福島市5,730円
50位甲府市5,726円
51位新潟市5,415円
52位那覇市5,022円
※家計調査は全国47都道府県庁所在市+政令指定都市5市(川崎市・相模原市・浜松市・堺市・北九州市)の計52市を対象に集計。神奈川県のように県内から複数市が入っている場合もあります。
こうして眺めてみると、上位も下位も「へえ、意外!」という顔ぶれ。寒い地域、暑い地域も関係なく、大都市も地方都市も順番が入り乱れています。焼肉の話で盛り上がったあとに、ご家族やお友達と「うちの県、何位か知ってる?」なんて話してみるのも楽しいかもしれません。
<再構成/日刊SPA!編集部>
【サ行桜井】
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
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