結婚式当日。ドレス姿に着替え終わった私は、緊張しながらも、これから始まる式を楽しみにしていました。ところが、式が始まる少し前、式場スタッフが慌てた様子で控え室へやって来たのです。そこで知らされたのは、信じられない事実で……!?
義母たちが来ないと知った瞬間、私は驚くよりも先に、夫の顔色が変わったことに胸が痛みました。
夫は昔から、義母に「長男なんだから」と言われることが多かったそうです。夫の節目のお祝いは家で簡単に済ませる一方、義弟のときは家族で外食をする。夫の頼みごとは後回しにされても、義弟の希望はすぐに聞いてもらえる。そうした話を聞くたび、夫がつらい思いをしてきたのではないかと心配していました。
本音を言えば、義家族に腹が立ちました。大切な日に夫をこんな顔にさせるなんて……と。夫に電話を代わってもらい、義母に言い返したいくらいでした。ただ、その場で感情的になっても、夫がさらに傷つくだけだと思ったのです。
そこでまずは、来てくれた人たちを困惑させないよう、義家族の席をどうするか、式場スタッフに相談しました。ありがたいことに、スタッフの方々はすぐに調整してくださり、予定通りに式を始めることができたのです。
結婚式が始まると、私たちを祝うために集まってくれた人たちから、たくさんのお祝いの言葉をもらいました。その温かさに触れるうち、私たちは少しずつ気持ちを切り替えることができました。
作画:尾持トモ
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者が特定されないよう、固有名詞など一部に変更を加えて構成しています。
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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ
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