これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
婚活では、女性のほうが希望条件が厳しい
男女で婚活の大変さは異なります。個人差は大きいのですが傾向として、会うまでの一次審査が厳しいのは、女性のほうです。
女性が「会ってもいい」と思う男性とは、NG要素がないバランスがいい男性で、多くの女性の希望がそこに集中してしまう。バランスがいい男性とは、学歴低くない、年収低くない、身長低くない、太っていない、禿げていないといった感じ(差別的だと感じるでしょうが、婚活はまず写真と条件で比較するので、これが現実なのです)。
人気が集中する男性とはいえ、すごくイケメンとか高収入ではないため、女性は「普通の男性」と思ってしまうのです。
高望みしないのに、なぜか断られる女性の話
ですが、美希さん(仮名・34歳・バックオフィス・年収400万円)は、相手への希望がかなり控えめでした。彼女は一度もお付き合い経験がなく、マッチングアプリを使ったものの誰を選んだらいいか分からず、結婚相談所に乗り換えて婚活を開始しました。
「私もたいした大学を出ているわけじゃないし、お相手は高校ぐらい卒業していれば大丈夫。年収は私と同じぐらいでいいです。身長は気にしないけど、私よりガリガリに痩せている人は困るかも。趣味は一人でも楽しめるので、特に共通の趣味はなくてもいいです。
子どもはいてもいなくてもいいし、相手の希望に合わせます。年齢は同年代で、仕事は続けたいので、結婚後は職場に通勤できる範囲に引っ越したいです」
首都圏在住で32歳から39歳の高卒以上の男性というかなり幅広い中から選ぶことになりました。これだけ高望みしない人も珍しいのです。
なお、本人は「たいした大学を出ていない」と謙遜していますが、大学名を聞けば誰もが知っている有名大学でした。
美希さんの外見は地味めで手持ち服はほぼGUのようでしたが、婚活のためきちんとメイクをして服も百貨店で購入して写真撮影したため、それなり申込はありました。年収800万円、高学歴の人、スペックが高い人からも申込はありましたが、イケメンや好条件男性を選ぶこともなく、同年代男性とお見合いしていきました。
高卒男性からも、年収400万円台男性からも断られる
初めの1カ月間で6人の男性とお見合いしたのですが、このうち2人が非大卒で、3人は年収が400万円台でした。世間一般であれば年収400万円台は普通ですが、結婚相談所の男性の中だと年収400万円台は低いほうになってしまいます。
大卒年収400万円台女性が選ぶお相手として、かなり控えめなのです。
年収400万円台男性が結婚相談所で結婚できないということはありません。ただ、男性の場合、年収に比例して成婚率が高くなる傾向があるため、首都圏の年収400万円台男性は年齢など他の条件によっては、若干苦戦する傾向にはあります。
非大卒の男性にも同じことがいえます。結婚相談所だと首都圏男性会員は8割以上が大卒以上です。そのため、非大卒男性も若干苦戦する傾向はあります。
ライバルが少ない男性とお見合いするので、美希さんはすぐにデート相手ができると思ったのですが、美希さんが次も会ってもいいと思った男性からは全て断られました。
お見合い後、男性は平均すると8割ぐらいが「交際希望」と回答します。人気が高くない男性ならばなおさら断ることはありません。
それでもなぜか美希さんは断られてしまうのです。一体なぜでしょうか?
「自分のこと嫌いだし」……卑屈発言が多い
そういう男性でさえ断る理由は、美希さんとやり取りを思い出すと、心当たりがありました。
百貨店で洋服を試着して「かわいいですよ」「スタイルいい」と褒めても
「
私は自分のこの体、嫌いだし
」
と卑屈なことを言ってしまうのです。体型は至って普通なのに。
プロにヘアメイクをしてもらって写真撮影した時も、カメラマンから「キレイ」「かわいい」と散々言われましたが
「
いや、私はこの鼻が嫌いだし
」
とポロっと卑屈発言が出てくるのです。
初対面の人に、言わなくてもいいような面白くない自虐を披露してしまう癖があるのです。言われても相手は「そんなことないですよ」と慰めるぐらいしかできないでしょう。
それも「いや、どうせ私なんて」と否定してしまうのです。
最も避けられるのは、ネガティブすぎる女性
男性からのお断り理由は「フィーリング不一致」「価値観が合わない」といった漠然としたものでした。写真よりかわいくないといった理由であったとしても、そのまま伝えると会員が傷つくため、結婚相談所はこうしたオブラートに包んで伝えるのです。
結婚相談所にお断り理由をそのまま教えて欲しいとお願いしたところ、いくつか「話していてネガティブすぎる」「不満が多い」といった理由がありました。
「言わないように気をつけます。でも私、バカだから」
「その、私バカだからってことを言わないようにしましょうよ」
「すいません」
と自虐が染みついている様子です。
男性に高望みしないのも、現実を見ているわけでもなく、自信の無さからでした。
卑屈な女性は最も人気がありません。一緒にいても気を使うだけで楽しくないし、フォローしなきゃいけないので疲弊するのです。
卑屈になってしまった原因は、人それぞれあると思います。難しいことかもしれませんが、まず好きになってくれる男性を探す前に、自分自身を尊い存在として扱い、自分を肯定できるようになることが大切です。
そのためにも、まずは自虐発言を封印し、「自分は素晴らしい人なんだ」と少しずつ思えるよう、自分を大切にしていくことをおすすめします。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活アドバイザー、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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